きみは野球をやめた方がいいよ | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。



コーチの名和です。




この週末はヒマラヤスポーツ本館でフォーム分析イベントをやってきました。





土曜日は雨が降り、チームの練習や試合が休みになった小・中学生が大挙して押し寄せ、この週末で100名以上のバッティングフォーム分析と指導をしました。



フォーム分析イベントは小学生が多く、ほとんどの選手は少年団やクラブチームなどに所属しているようです。


ヒマラヤスポーツ様は全国に店舗展開しているので、私たちも全国の店舗でイベントの依頼を受けます。


いろんなお店でフォーム分析をしていて地域性といいますか、いろんな面で違いを感じます。



それは技術のレベルや野球の取り組み方、コミュニケーションの取り方であったりします。



愛知県内のお店ですごく感じるのは、フォーム分析に訪れる選手たちが挨拶ができない、返事ができない、お礼が言えないというのがとても気になります。



私たちスタッフが質問をします。


「何年生?」

「ポジションはどこ?」

「打順は何番?」

「チームの監督やコーチにいつも指摘されることはある?」


このようなことを質問しても恥ずかしいのか、サクッと答える選手がほとんどいません。



選手に質問しているのに、一緒にいるお母さんが答えてしまいます。



低学年の選手ならしょうがないと思いますが、高学年の選手でも受け答えができない、返事もできない選手が多すぎます。


中学生でも同じです。


私に言わせれば、


「お前らみんな野球なんかやめちまえ!!」


と言いたいです。



フォーム分析の流れは、バッティングフォームを撮影してその撮影データをフォーム分析システムに取り込み、分析データを見せながら「どうして打てないか」「どこをどう修正していけば打てるようになるか」という説明をします。



その時にこちらが説明をしても返事もしないでうなずくだけ。



もっとひどい子はこちらが話していても、隣の関係ない選手が写っているモニターを見ています。


こんなのはコミュニケーションがとれません。


「もう帰れ!!」


と言いたくなるのをぐっとこらえます。




スクールでしたら、間違いなく


「もう帰れ!!」


と言われます。



フォーム分析イベントはご両親のどちらかが申し込むので、子供は連れてこられているという意識があるのかもしれません。



それにしても、会話の中でこちらが話しているのに返事すらできない子供は、どうなっているんだと思います。



返事ができれば野球が上手くなるというものはではないですが、返事すらできない選手なんか、あなたが監督だったら試合で使いますか?




こちらが話しているのに無反応、よくてうなずくだけ。



こんな選手を試合で使おうと思いますか?



レギュラーになるためには、試合に出る機会をもらわなくてはいけません。



監督に名前を呼ばれ、試合に出してもらうことが必要なのです。



声も出せずにベンチに座っているだけで監督から名前が呼ばれますか?



スクールでは小6の選手がある強豪硬式チームの入団テストに合格したいということで、50m走、キャッチボール、マシンバッティングを徹底的に指導して欲しいという依頼を受けました。



この場合、50m走は基準のタイムを満たせばいい、キャッチボールも基本どおり捕って投げられればいいという問題ではないのです。




これを見てください。





西村コーチが50m走のスタートの練習をさせているのですが、

「お願いします!!」

という本番を想定して練習させています。



この後もキャッチボールの練習でも大きな声を出し、相手が良いボールを投げてきたときには「ナイスボール!」と大きな声をかけています。



練習の時にできないことが、本番でできるわけないのです。




既にこの入団テストは終わって結果待ちなのですが、このような挨拶をしてスタートラインに立った選手はこの子だけだったそうで、その後のテスト中や終了後も監督、コーチ、そのチームの選手らにも「しっかり挨拶ができてえらいな!」とたくさんから褒められ、声を掛けられたそうです。



さて、この子を含めて同じタイム、多の技術も同じくらいの選手が5人いたとします。



その5人から1人を選ばなくてはいけません。



あなたが監督ならどの選手を選びますか?



あなたが監督で、絶対に勝たなければいけない試合中です。




ここで1本出ると逆転サヨナラ勝ちのチャンスで、誰かを代打で送る必要があります。



ベンチにいるのは2人、


「よし!代打でいくぞ!!」


監督のあなたがAくんに


「おい!Aくんいけるか?」


と聞いたら、コックリとうなずいた。



そしてBくんにも「おい!Bくんはどうだ?」


「はい!!いけます!!」


と大きな声を返事をしました。



監督のあなたはどちらを使いますか?



習慣としてできてないことは、重要なときもできないのです。



バッティングでも同じです。



まともなスイングができないくせに練習をしようとしません。



そんな選手が試合だけよいスイングをしようとしてできると思いますか?



普段の練習のプレーがそのまま試合に出るのです。



挨拶ができない、返事ができない、相手の目を見て会話ができない。



このような選手ではコミュニケーションがとれないですし、私なら絶対に試合では使いません。


「挨拶や返事ができるようになってから来なさい」


とチームを辞めさせるかもしれません。



「挨拶なんか指導者の教育だ!!」


そう思われるかもしれません。



でも、本当にそうでしょうか?



じゃあ、野球などスポーツをやっていない子は、挨拶や返事など、一生教育されないで育つのでしょうか。



スクールでは挨拶や返事、相手の目を見て話をしろと指導しています。



どれだけ野球が上手くなっても、言葉でコミュニケーションがとれない選手は使えません。



野球はチームプレーです。



社会に出ても同じですよね?



返事すらできないなら野球なんかやめちまえ!


本気でそう思います。