コーチの名和です。
スクールには200名近くの小・中学生がいて、毎年この時期になると小6選手の進路と中3選手の進路の相談をたくさん受けます。
今日は6年生の進路についてです。
スクールにはたくさんの6年生の選手がいて、一部は硬式選手ですがほとんどが軟式の少年団のチームやクラブチームの選手です。
スクールで数ヶ月練習すると、レギュラーになれたりチームでの打順が上がるので、中学では硬式野球に挑戦したいという選手も多くなってきました。
硬式チームにはリトルシニアリーグ、ボーイズリーグ、ヤングリーグなどがあり、「どのチームがいいですか?」「お勧めのチームはありますか?」と相談されます。
私は30年近く野球に携わってきているので、一緒に野球やってきた選手、ライバルチームの選手などが、現在は中学や高校の監督やコーチをしている者が多くいます。
選手のご両親から相談されれば、その選手の実力が伴い、チームカラーにも馴染めるようなチームを紹介しています。
このように、自分の実力に伴ったチームに入団する選手もいるのですが、「どうしてもあのチームに入団したい!!」と、入団テストに合格するために練習している選手もいます。
入団テストにはキャッチボール、バッティング、守備と野球に必要な技術を試されるわけですが、バッティングや守備は「打てた、捕れた」と結果がよくわかりますが、キャッチボールはそうはいきません。
私に言わせれば、キャッチボールを見れば、その選手が打てるのか、守れるのかがすぐにわかります。
また、それまで所属していたチームにどのように指導されてきて、そのチームのレベルまでわかります。
「キャッチボールの時の投げ方、捕り方だけで何がわかるんだ!」
と言われそうですが、野球とはそういうものなのです。
子を見れば親もわかると言われるように、選手を見ればそのチームのレベルもわかります。
希望のチームに入団するために練習しているスクールの6年選手は、キャッチボールから練習しなおしています。
このブログで過去に何度も書いているように、キャッチボールで捕球やスローイングが正しくできないのに、ピッチングの練習をしたり、ノックで守備練習をしたところで上手くなるレベルは限度があります。
この6年選手のご両親はそこのところをよくご理解いただいているので、キャッチボールからしっかり指導して欲しいと依頼を受けました。
その選手が狙っているチームは、関東のボーイズリーグですが、入団するには野球のテストだけでなく、学力テストもあるようで、勉強もがんばらないといけません。
そのようなチームだけあって、全国で優書したり、プロ野球選手もたくさん誕生しています。
本人もとてもやる気があり、練習の回数を重ねる打ちにみるみる上手くなってきています。
将来の夢はプロ野球選手らしいので、その夢を実現してもらいたいと思います。
夢を実現するために努力をする。
私たちはそのようなお手伝いができて、責任を感じると共にとても幸せだと思っています。
中学生になったら硬式チームに入団しようと考えている選手も多いはずです。
今からでもまだ間に合います。
硬式チームで他の選手に差をつけるために、今からスクールで基本を身につけましょう。
キャッチボールもまともにできない選手の行き先は決まっています。
夢に向かって一緒にがんばろう。