コーチの名和です。
負けないチームのキーマンのキーマンというのはわかりますか?
言い換えると、強いチームには優秀なキーマンがいます。
このキーマンとはキャッチャーのことです。
野球の8割はピッチャーで決まるといわれますが、
ピッチャーが良くてもキャッチャーが下手、または考えられない
ようであれば、良いピッチャーをいかすことができません。
ドラゴンズは最近連敗していますが、セリーグ連覇の原動力は
ピッチャーばかりが目立ちますが、ベテラン谷繁の存在は大きいです。
また、谷繁をサポートする小田もいいですね。
キャッチャーは「縁の下の力持ち」と良く表現されますが、
まさにその通りで、好投のピッチャーの陰には良いキャッチャーが
必ずいます。
私が社会人野球をしていたとき、キャッチャーのレギュラーと
控え選手が故障して全滅したときがありました。
私は内野手が本職でしたが、過去にキャッチャーの経験が
少しだけあり、監督から急遽試合でマスクをかぶれと
命令されたことがありました。
ピッチャーはエース、西武にドラフト3位指名された選手です。
ピッチャーは私が出すサインにほとんど首を振ることなく、
サインどおり投げてくるのですが、そのピッチャーが今まで
見たこともないくらいに打たれまくるのです。
投げ込むコースもそれほど悪くなく、調子も悪くないのです。
試合の前半に大量点を取られ、なおもピンチが続く場面で、
監督はたまらずピッチャー交代ではなく、キャッチャーの私を
交代させました。
1イニングだけということで、故障中のレギュラーキャッチャーが
私に代わってマスクをかぶったとたん、簡単にアウトを取り、
チェンジになりました。
ベンチでレギュラーキャッチャーからいろんなことを聞かれ、
それに答えていたら「アホか!打たれるわそんなもん!」
と言われました。
そのピッチャーは140km/h近くの速球があり、イケイケの
性格の私は、ストレートを多用し、ねじ伏せるようなピッチング
を求めていました。
しかし、相手は毎年都市対抗に出ているような強豪です。
私の考えなしのリードでは、140km/hを越える速球を持って
しても通用しませんでした。
逆に、中日ドラゴンズの山本昌のような常時120km/h、たまに
130km/h越えるようなピッチャーでも、谷繁のリードなら
プロ野球選手相手でも凡打の山を築きます。
キャッチャーのインサイドワークにはスランプはないので、
キャッチャーが要求する球種とコースを、ピッチャーがいかに正確に
投げ込むかで試合が決まります。
インサイドワークの訓練は、実戦ではリスクが高いので、普段から
プロ野球放送などを見て、自分ならその状況ではどのボールを
要求するかというのを考えながら見ることです。
「打った、打てなかった」「捕った、捕れなかった」という
プレーに一喜一憂してプロ野球放送を見るのではなく、
自分が選手になったつもりで球種などを予想し、守備位置なども
考えながら見ると勉強になります。
スクールにはキャッチャー出身のコーチがいます。
道治コーチ
道治コーチは高校と専門学校で硬式野球をやり、
専門学校では全国大会に出場した経験があります。
この道治コーチがスクールでキャッチャー指導を
しています。
道治コーチがキャッチャーのバント処理の指導をしている
低い姿勢で竹ざおの下をくぐり、そのままの腰の高さで
捕球してスローイングします。
これはかなりきついですよ。
ワンバウンド捕球の練習です。
このときは手投げですが、ピッチングマシンを使って
130km/hくらいのスピードでショートバウンド捕球の
練習をするときもあります。
130km/hの速球を何十球も身体で止めるのは恐怖感もあり
かなりきついです。
この選手は私学強豪校の入学を目指して猛練習しています。
良いキャッチャーがいるチームは強いです。
逆に、ヘボいキャッチャーの(私のような)チームは弱いです。
当スクールはバッティングスクールという名称ですが、
ピッチングにキャッチング、スローイングに守備など
動体視力トレーニングまで、野球に必要な技術をトータルで
指導しています。
まるで、うどん屋でカレーやチャーハンをメニューを加えている
(たいていこんな店は美味くない・・・)ようですが、
当スクールはそれぞれが経験豊富なコーチがいますので、
しっかり指導ができています。
チームを勝利に導くためのキャッチャーになりたいと思っている
あなた。
それを実現できるための練習メニューと指導がスクールにはあります。
私に今すぐご相談ください。
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