コーチの名和です。
今週の野球総合コースの練習は、バント練習を行いました。
先日の木野村コーチのブログにありました、全員がバントを決めるまで
続けられ、1人が失敗したら全員がダッシュのペナルティが課される
練習です。
バントを失敗する・・・・・

ペナルティの全員ダッシュ・・・・

また失敗する・・・・

またダッシュする・・・

選手たちはダッシュのスタートラインに立ち、
バントをする選手の成功を祈ります・・・

しかし、残念ながらまた失敗・・・・

こんなことを延々と繰り返しました。
野球総合コースは毎週月、水、金に行っていて、
どの曜日もこのバント練習をしました。
練習時間は9時までで、全員が成功するまで続けましたが、
月曜チームだけが全員成功してその後のバッティング練習まで
できました。
火曜、金曜日の2チームは練習終了時間まで全員の成功が出来ず、
悔しい思いをしたようです。
昨日の金曜日は台風の影響で休んだ選手が多く、練習参加人数が
少なくなったので私もバントに加わりましたが、
私自ら2回も失敗してしまい、選手と一緒にダッシュをしました。
私も高校時代と社会人時代にこの練習の経験があるのですが、
下級生であれば、かかるプレッシャーもかなりのものになります。
バント練習に限らず、普段の1本のノックだけでも厳しい雰囲気の
中の練習で、エラーをする、暴投を投げるなどミスした場合は
上級生や同級生から容赦ない罵声を浴びせられます。
この罵声は本当に容赦なく、
「辞めろ」
「帰れ」
「お前なんかやるな」
「ユニフォームを脱げ(レギュラーから下りろという意味)」
「グラウンドから出ろ」
「死ね」
というどれも温かい言葉ばかりです。
ミスをした瞬間、こんな言葉をほぼ全員から一斉に浴びせられます。
下級生なら上級生に襟元を掴まれ、グラウンドから力づくで
出されてしまいます。
社会人ではここまできつくなかったですが、
激しい言葉を浴びせられるのは変わりありません。
全国制覇の目標を持ち、試合には絶対に勝つんだという
強い気持ちで挑むには、普段の練習から試合以上のプレッシャーを
かけて練習しなければ、試合で実力が発揮できるわけがありません。
そんなことを意識的にか、愛工大名電高校野球部の文化か分かりませんが、
とにかく吐きそうになるくらいのプレッシャーを
毎日の練習で感じていました。
バッティングスクールではそこまでのプレッシャーをかけるつもりは
ありませんが、今週のバント練習では選手自ら、勝手にプレッシャーを
感じていたようです。
1人が失敗することで全員がダッシュのペナルティを課される。
自然と練習は緊張感漂うピリピリムードになり、プレッシャーがかかった時
普段とどのように態度が違うか、私は1人1人の選手を観察していました。
普段は元気がいい選手もプレッシャーがかかると声が出なくなる、
仲間の問いかけにも反応できなくなるほど一杯一杯になっているのが
よくわかります。
中にはプレッシャーがかかっていても普段と変わらず元気が良く、
失敗した選手を励ます選手もいます。
私としては、プレッシャーがかかると豹変する選手が多いという
感想です。
バッティングフォームは凄く良いのだが、試合ではヒットが出ない
という選手もいて、そんな選手はこのバント練習で打席に入った時、
顔が真っ青になって元気もないことがわかりました。
プレッシャーで身体に力が入って動かなくなるのでしょうね。
軟式選手は軟式ボールでバントし、硬式選手は硬式ボールで
練習するのですが、どちらも力の差はそれほどなく感じたのですが、
軟式選手の方がのびのびとやっていた気がします。
硬式選手でも1人だけ、プレッシャーをものともせず、
大きな声をかけ、落ち込んだ選手を引っ張る
5年生のK平くんが目立ちました。
今回の練習で、プレッシャーに弱いと思われる選手、
プレッシャーを何とも思わない選手の違いがよくわかりました。
それよりも、
プレッシャーがかかった練習で実力が発揮できなければ、
試合で実力の発揮など出来ません。
スクールではこれからも試合で力を発揮できる選手を育成するため、
様々な練習方法を取り組んでいきます。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
Nagoya23バッティングスクール Count23
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