先日、当スクールのアドバイザーの元中日ドラゴンズ
川又米利さんのテレビレギュラー番組
スポーツスタジアム(中京テレビ毎週日曜日17:00~)で、
元愛工大名電高校野球部の工藤公康投手の特集が放映されました。
その放送を見た当スクールのピッチングコーチである
渡邉コーチ(中部大卒、神宮出場経験あり)が
工藤投手をプロ野球選手に育てた、
元愛工大名電高校野球部監督の中村監督にその指導方法を
是非聞きたいという申し出があり、
私が中村監督に連絡を取り、中村監督のご自宅に
行くことになりました。

渡邉コーチは正座をし、緊張して中村監督の話しを聞いています。
中村監督には先日スクールで行った「夏の強化合宿」にも
宿舎に来てもらい、合宿に参加した子供たちに
「プロ野球選手になるためには」や
イチローの高校時代のエピソードを交えて
野球が上手くなるために必要なことなどを
話していただきました。
渡邉コーチは高校・大学と実績を作ってきて、技術的なことは
かなり持っているのですが、それを子供たちに分かりやすくどう伝えたらよいか、
言葉を使わずに良いフォームに修正するために効果的な
練習方法などのアドバイスを受けていました。
愛工大名電高校野球部からプロの投手になったのは
3名いて、工藤さんのドラフト指名は西武に6位でしたが、
工藤さんが社会人野球に進むことを表明していて、プロ球団には
指名の断りを入れていたにもかかわらず、西武がダメもとで
6位指名をし、擦った揉んだの上で6位入団が決まりました。
工藤さんの実力と甲子園ベスト4の実績から考えれば、
1位指名に匹敵する投手でした。
そんなこともあり、愛工大名電高校野球部から
3名のプロ野球投手が誕生したわけですが、
工藤さん以外はドラフト1位指名の石堂、
3位指名の丸山がいます。
元監督の中村監督は工藤さんと1位指名の石堂の
指導に関わってきて、代表的なのは工藤さんで
当時の名古屋電気高校(現愛工大名電高校)を
全国に名を知らしめたきっかけにもなりました。
私が愛工大名電高校1年生の時に工藤さんが3年生で
いたのですが、私が中学生の時に参加した地獄のキャンプ
で同じ部屋になり、可愛がっていただいた事は
以前のブログで紹介しました。
入学した時は当スクールのみどり教室の玉川コーチが
合宿所で工藤さんと同じ部屋で、工藤さんの身の回りの
世話をしていました。
玉川コーチと私は内野手だったので、ピッチャーの工藤さんと
練習で関わることは少なかったのですが、工藤さんを端から見ていても
すごく練習練習していました。
夏休みの練習では愛工大名電高校グラウンドの外野フェンスあたりは
1m程の幅で砂場になっており、投手陣はその砂場を何時間もひたすらダッシュと
ジョギングのインターバルで走り込みをし、その後は15cmくらいの幅の
外野フェンスに上がり、そこでバランスを取りながら
ひたすらシャドーピッチングの練習をしていました。
そして、スクールでピッチング指導を受けている選手にも教えたのですが、
竹竿を使った練習を何時間もやっていました。
工藤さんで印象的なのは、夜の室内練習場で発砲スチロールのボールを
使ってカーブの練習をしていました。
そして以前流行ったのでご存じの方も多いと思いますが、
今もたまにバッティングセンターにある、ゲームの「ストラックアウト」のように、
ステンレスの板をストライクゾーンを9分割に分けてあるものを
中村監督が作り、ひたすらインコース、アウトコースの低めを狙い、
カーブとストレートを投げ込むピッチング練習をしていました。
狙いを外して練習場内に飛び散ったボールを拾い集めるのが、
私たち1年生の役目でした。
スチロールのボールはリリースする時に指で弾いて回転を加えると
縦、横の変化が大きく、工藤さんはその指の弾きを練習していました。
工藤さんの伝家の宝刀である縦のカーブは、スチロールボールで
身に付けたと中村監督から聞きました。
工藤さんのストレートは高校当時は130km/hそこそこだと
思いますが、プロに入ったら身体もできて140km/hを越える
ようになりました。
スチロールボールで直球の投球練習すると、正しい腕の振りと
正しいリリースポイントで投げなければ、
真っ直ぐ投げることができません。
工藤さんは何百、何千とスチロールボールを投げて練習し、
リリースするとボールが真っ直ぐ飛ぶのはもちろんですが、
リリースする時に指でスピンをかけるため、
スチロールボールが1mほどホップしていました。
私などがやっても20cmか30cmほどホップするのがいいところですが、
工藤さんほどのホップしたボールを投げられる選手はいませんでした。
スクールにもピッチング練習のためにこのスチロールボールを準備して
いますが、どの選手もまだそのボールを使って練習する以前のレベルで、
腕の振りや下半身が上手く使える選手がいません。
スクールのピッチング指導もこの春から始めたばかりなので、
この夏以降、秋が終わった頃にはピッチングコースの選手たちも
まずまずのレベルになってくるのではと思います。
スクールのピッチングコーチである渡邉コーチは、
中村監督から様々な練習方法や指導方法を聞き、
何十ページもメモを取って勉強していました。
渡邉コーチの指導を始め、スタッフの真剣な指導により、
スクールから工藤さんのような球界を代表する投手が誕生する
のも夢ではないと思います。
当スクールのバッティング、ピッチングなどの指導は口頭による
指導に頼らず、科学的な「フォーム分析システム」を使用しています。
投げてみる。

今、投げた自分のフォームをモニターで確認し、アドバイスされたことが
出来ているか確認します。

自分のフォームを客観的に見て、普段チームで言われている
「開く」
「突っ込む」
などの理解し難いクセがどのようなことなのかというのを
確認しながら練習できます。
また、スクールでは「開く」「突っ込む」など抽象的な言葉で指摘する
指導ではないためストレスやジレンマがなく、上達や修正が早くなります。
このような指導を無料体験教室で受けてみてください。
上達や技術習得の実感があるはずです。
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