普段はスクールの室内練習場やちょっと広めの体育館を使って
練習しているのですが、たまには土の広いグラウンドで練習
しないとどれだけ上手くなっているか、何ができないのか
というのが確認できません。
7月も名古屋市のグラウンドを借りてナイター練習を計画
していましたが、台風の影響で雨になってしまい、
グラウンドが使えず中止になりました。
グラウンドでの練習はできるだけやりたいので、
8月も17日(水)にナイター練習を行います。
先週の強化合宿の試合ではカバーリングや守備位置の変更など
がまったくできていませんでした。
ランナーがいる時はどこに守備位置を取らないといけないか、
それはアウトカウント、点差、早い回か終盤か、
バッターが右打ちか左打ちかなど、様々な条件で
守備位置を変えなくてはいけません。
私は少年野球を指揮したことはあまりないのですが、
一つ疑問に思ったことがあります。
ランナー2・1塁のケースで、一塁手がベースについて
ピッチャーからの牽制を待ちます。
どのチームの一塁手がこれをやるのですが、
野球のセオリーとしてはこれは考えられません。
一塁手が牽制を待って一塁ベースに付いていて、
ピッチャーが一塁に牽制をしたら、
私が2塁ランナーなら3塁に走ります。
ランナー2塁・1塁で一塁手がベースに付いて牽制を待つ
なんていうのは少年野球の常識なのか、
その選手の間違いなのか
誰か教えてください。
少年野球ではレフトゴロやライトゴロは常識のように、
このポジショニングも常識なのか・・・・・
それから、無駄な送球が多すぎることも気になります。
明らかに間に合わないのに送球してしまい、暴投やエラーで
無駄な進塁や失点が多すぎます。
打球処理をしている野手に対して、周りの野手がランナーが
次の塁に向かって走っているので、その塁に投げることを
指示するのはいいのですが、それが間に合う送球なのか、
投げても既に間に合わないのかを判断して指示しなければいけません。
打球が飛ぶと周りの野手は烏合の衆となり、カバーリングもそっちのけ、
カットマンさえボーッと突っ立っていて送球する塁を指示している。
低学年の選手ならそんなこともあるのですが、5・6年生の高学年の
選手でもそんなのがいます。
これでは野球になりません。
打球が飛んだら全ての選手に役割が発生し、それぞれの持ち場に
走る必要があります。
でも、これは打球が飛んでから考えては遅いのです。
ピッチャーが投げる前に
「自分のところに来たらどこへ投げる」
「速い打球の時はここに投げる」
「ボテボテの遅い打球の時はここに投げる」
というように、まず自分のところに打球が飛んできた時のことを
事前に想定しておきます。
そして次に自分のところ以外に打球が飛んだ時を想定します。
「こっちに飛んだらどこに走る」
「こっちに飛んだらここにカバーに入る」
というように、次の動作を頭の中に入れておきます。
これは普段のノックの練習で行います。
ランナーを付けたノックでもいいので、
誰か1人に
「おい、お前のところに飛んだらどうするんだ?」
と質問し、それに答えさせます。
他の選手にも
「この状況で右中間を抜かれたらお前はどこに走るんだ?」
と質問して答えさせます。
質問されなかった選手も
「聞かれた時に答えられなかったいけない・・・」
という気持ちになり、全員が考えるようになります。
中学、高校の選手では、どこに打球が飛んだら自分はどこに走る
というのはある程度わかると思いますが、
小学生ですと打球が飛んでも監督の指示を待つ選手もいるはずです。
走者とコンマ1秒を争う走塁と送球の競争は、
周りの指示やベンチの監督からの指示を聞いてから動いては
遅いのです。
キャッチボールでも普段から適当にキャッチボールをしている
チームは、試合の重要なプレーの時にしっかり捕球ができないように、
カバーリングや中継プレーも普段の練習から考えるくせを付けさせないと
試合の重要な時にそれはできません。
高校や大学の選手になった時、
自分で考えて守備位置を変えられる選手と、
指示がなければ常に定位置に守っている選手では、
チームが勝つ確率が間違いなく違ってきます。
プロ野球や高校野球をテレビで観ていて、
解説の人が
「いや~、あの野手はいいところに守っていましたね。
普通ならあそこに飛んだら3塁打になり、逆転されていた
ところですよ!」
と言うようなコメントを聞いたことがあると思います。
それはその野手がたまたまそこを守っていたのではなく、
自ら様々な条件やケースを考えて
守備位置を変えてそこに守っていたからです。
これは記録に残らない、その野手の超ファインプレーです。
少年野球の頃にこのような「考えて守る」くせを付けておくと、
これから中学、高校、大学など野球のレベルが上がってきた時に
他の選手と大きな差になるのは間違いないです。
社会に出た時でもそうです。
「指示待ち人間」
という言葉があるように、
指示をされなければ動けない。
「自ら考えて動く」くせは野球だけに限らず、
将来、社会に出た時にも役に立つはずです。
「人生のレギュラーを目指せ!!」
には重要な条件です。
当スクールではこんなことも子供たちに教えていきます。
グラウンドでのナイター練習が楽しみです。
ナイター練習参加者は8月17日を楽しみにしていて下さい。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
Nagoya23バッティングスクール Count23
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