昨日はスクール生の高校生の最後の夏の大会を応援に行きました。
この夏の大会に活躍したいと今年1月に入会し、半年間スクールでの練習を
続けてきました。
本人が最後の夏に活躍し、良い思い出を作りたいと望んで入会してきたので、
一生懸命練習する選手でした。
初めて来た時はとても打てるとは思えないフォームでしたので、
フォームの大改造をしました。
こちらからアドバイスすることを本人なりに理解し、
自分が打ちやすく理にかなったフォームを作っていきました。
昨日の試合の結果は残念ながら負けてしまいました。
1回戦負けです。
同点で試合が進んでいましたが、終盤に勝ち越され、
ピッチャー交代の時に守備位置の変更があり、
その選手はベンチに下がりました。
2打席あったのですが、送りバントと三振で夏が終わりました。
グランドの彼はチャンスの時もピンチの時も堂々としていて
自信を感じていましたが、それが結果に繋がらなかったことが
とても残念です。
私は熱田球場には選手として、OBとして、指導者として来たことがありましたが、
個人の応援で来たことは初めてでした。
熱田球場にはいろんな思い出があり、昨日も試合を観ている時は
過去に自分が選手だった頃とオーバーラップし、
選手たちのその時の気持ちが手に取るようにわかりました。
エラーをした時、三振をした時、負けた時・・・・
スタンドで試合を観ながら涙が出てきました。
「ここで1発打ちたいだろうな・・・」
「悔しいだろうな・・・」
などと選手の気持ちを考えながら観ていました。
昨日のことを思い出しながらこのブログを書いていますが、
涙が出てきます。
夏に結果を出そうと努力し、それが叶わず夏が終わってしまった
彼のことを考えてなのか・・・・
なぜ涙が出てくるのか自分でもよくわかりません。
目標に向かって努力し、その結果が出る日が来る。
その結果がどうであろうと結果に対して泣き、喜ぶ姿には
私は弱いです。
鬼の目にも涙というのはこのことでしょうか。
高校野球最後の大会で、打てなかった、敗戦に繋がるエラーをした
など、悔いが残る選手もいると思います。
3年生の高校野球の夏の大会後は、野球選手として大きな
分岐点になります。
大学進学後に野球を続ける、社会人の実業団に進む、
硬式野球を辞め草野球で楽しむ、プロ野球選手になるなどがあります。
大きく分けると、硬式野球を続けるか辞めるかの選択になります。
高野連のデータでは今年の3年生の野球部員数は51,984人いるそうです。
この内、その後の硬式野球の道はプロ野球、独立リーグ、大学野球部、
社会人野球部、硬式クラブチームなどがありますが、半数以上が高校で
硬式野球を辞め、軟式野球や準硬式野球に進むと思われます。
小学生の時にプロ野球選手を夢見ていた野球少年たちは、
高校時代にその夢の実現の可能性を知らされます。
野球が上手く勉強もできるという選手だけが、
野球強豪大学や社会人野球に進むことができ、
プロ野球選手の可能性が残されます。
しかし、ドラゴンズの浅尾のように、無名高校から
無名大学に進み、個人の実力だけで注目を集めてプロ野球選手になる
という選手も希にいます。
また、どの大学にも硬式野球部はあるので、強豪大学野球部
にこだわらなければ硬式野球を続けられますが、
楽しむだけならそれもいいと思います。
プロ野球選手を目標にするのであれば、浅尾のようにずば抜けた
個人の実力があればチームにこだわることはないですが、
強豪大学野球部や社会人野球部へ進む必要があります。
このような道は高校3年生で振るいにかけられます。
では、硬式野球を続けるにはどうしたら良いか。
それは簡単です。
野球の実力を付けるのです。
それと同時に勉強もして良い成績を取らなければいけません。
野球の実力を付けるというのは、体格など生まれ持ったものもあると思うのですが、
それだけでは野球は上手くなりません。
良い素質を持っていても努力をしない者は上手くなりません。
その逆で素質がなくても努力をすることで、
程度のレベルになれることも事実です。
大切なことは小学生の頃に、いかにしっかり基本を身に付けるかということです。
基本を身に付けているだけで、中学・高校に進学した時、他の選手との
技術の差、成長の差は歴然としてきます。
高校野球の指導者は、ある程度の野球経験をしてきた人が多いので、
キャッチボールを見ただけでその選手がどれくらいのレベルなのか、
しっかり指導されてきたか判断できます。
プロに進むだけでなく、その前には甲子園出場という夢があると思います。
甲子園に出場するチームの選手は守備がしっかりでき、チャンスに打つ
実力を持っています。
チームが甲子園に連れて行ってくれるのではなく、選手1人1人の力が
総合力となり、試合を勝ち抜いていくのです。
その個人の実力を上げるためにも守備、打撃などの基本が大切です。
高校3年生最後の大会で泣くか笑うか。
その後にプロ野球選手になる、またはその可能性を継続して硬式野球を
続けられるかどうかは、小学生の時にどのような野球をやってきたかで
進路は大きく変わります。
現実は厳しいです。
がんばりましょう。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
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