先週は小中学校で卒業式が行われ、
子供さんの成長を実感され、涙された保護者の方も多いと思います。
実は私もその一人で、先週、娘が幼稚園を卒園しました。
私はビデオ撮影役で保護者席の後部におり、ビデオのモニター越しに見た娘は
まだまだ赤ちゃんと思っていましたが、立派に成長していました。
そんな娘の姿を見て不覚にも涙を流してしまい、ハンカチを忘れてしまったので
そのまま垂れ流していました。(笑)
さて、スクールでも数人の卒業生がいます。
小学生から中学生になる選手は、まだそのままスクールに在籍する選手も多いですが、
中学生から高校生になる選手は卒業となります。
高校に入学したら毎日遅くまで学校で練習となり、とてもスクールには通えません。
先週はスクールを卒業していく選手たちに、スクールの練習後に
高校野球部に入部する心構えなどをお話ししました。
私は数年前まで、元愛工大名電の中村監督と高校野球を指導していたこともあり、
その経験から選手たちに話しをしました。
中学生の選手と話しをしていて驚いたことがありました。
それは、中学野球部や硬式クラブチームに3年間所属していても
自分の3年間の打率や打点などの実績を知らないということです。
3年間で、試合に出始めてから卒団または引退するまでに、自分はどのような
実績を残してどのように成長してきたかということを知ってもらいたいと思います。
部活でも仕事でも、人生でも「目標」は重要です。
「目標」を自分が行きたい「目的地」に例えると、
現在の自分が「現在地」となります。
「現在地」がわからなければ「目的地」までの手段、経路、費用、
所要時間などがわかりませんし、計画も立てられません。
この「現在地」を知るためにも自分が3年間、又は6年間の自分の
実績データが必要となります。
中学生であれば、中学3年間の自分が出た試合のスコアブックを見て、
最低でも打率、打点、得点圏打率などのデータを出し、自分はどんな
選手だったか客観的に見る必要があります。
自分は「勝負強かった」と思っていても結構チャンスを潰していたか
もしれません。
自分は「打席では積極的に初球から打っていた」と思っていても、
ファーストストライクをかなり見逃して、追い込まれている打席が
多かったということがわかるかもしれません。
これらのデータを出して自分で評価してみることで、それまで所属し
ていたチームでの自分という存在が見えてくるはずです。
これが「現在地」です。
そして、これから小学生は中学に進み、中学生は高校に進んで環境が
新しくなり、今までとは別のチームに所属することになります。
中学生が高校に進学する時、高校野球部に入ったら
「過酷な競争に勝ち抜き、レギュラーになる」
「甲子園に出場する」
「ドラフトで指名され、プロ選手になる」
という夢や目標を持って入学していきます。
ここで重要なのが、この目標を達成するためには現在の自分に何が
足りなくて、どのようなことをしてそれを身に付けるか、補っていくか
という計画を立てなければいけません。
先ほどの「目標」を「目的地」に例えますと、
「現在地」からの経路、交通手段、所要時間、費用などを
計算して計画を立てなければいけません。
計画を遂行するのがまた大変なのですが・・・
スクールを卒業していく中学生たちに話したのは、
高校野球部での3年間、正確には選手としては2年半ですが、
この期間が過ぎるのは大変早いということです。
何も計画を立てず、ただ漠然と
「レギュラーになりたい」
だけでは、何も得ることなく高校野球生活が終わってしまいます。
毎日の練習は長く厳しいです。
その毎日の練習を自分の目的とテーマを持って取り組む選手は
かなり成長して良い選手になります。
言われたこと、与えられたメニューをこなすのが精一杯の時期も
あると思いますが、その中でも
「走る目的は?」
「このバッティング練習中に気を付けることは?」
など自分で考えて取り組んでもらいたいと思います。
実際にこのような選手はいます。
そしてプロ選手になっています。
このことが3年生になってから、または3年の夏が終わってから
気づいても遅いのです。
入学時からこのような目的意識を持って日々の練習に取り組んで
もらいたいと思います。
そうするためには、まずは「現在地を知る」ことです。
入学まであと数日あると思います。
チームのスコアブックの管理している人に会い、
スコアブックを借りてきてデータを出してください。
高校に進むスクール生に限らす、皆に頑張ってもらいたいと思います。
高校での活躍をお祈りしています。
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