私はスクールの練習中に他の選手のスイングや、
打っているところを見ろと言っています。
チームの練習でもそうですが、
「どうしてあの子はうてるんだろう?」
「どうしてあの子は守備が上手いんだろう?」
という疑問を持つことが大切です。
自分よりバッティングが上手い選手や守備が上手い選手を見て
「自分と何が、どこが違うんだろう?」
と観察し、それを真似てみる。
こんな行動が上達に繋がります。
ただ、プロ野球の選手のバッティングを真似る。
シングルハンドや逆シングルで捕球するプレーを真似るのは
いけないとは言いませんが、注意が必要です。
プロ野球選手は何十年と練習を続けてきて、今の形(フォーム)に
進化させています。
スクールに来る左バッターの選手のほとんどはイチローのような
フォームで打ちます。
少年野球の選手ではあのフォームで打つのはなかなか難しく、
私はフォームを変えた方がいいとアドバイスします。
オリンピックの重量挙げの選手のフォームを真似したところで
同じように100kgのバーベルを上げる事ができないように、
フォームだけを真似したところで筋力やスピード、タイミングを計る
能力が違うので、同じ結果を出すことは不可能です。
形から入ることは良いことだと思いますが、まずは基本をしっかり
身に付けて、それから自分なりのフォームに進化させていくことが必要です。
フィルディングの形などはプロ野球選手の形を真似るといいでしょう。
でも、小学生のうちはシングルハンドや逆シングルの真似はやめた方がいいです。
私は元愛工大名電高校の中村監督と一緒に高校野球の指導をしてきましたが、
上手くなる選手に共通しているのは、周りをよく見ていると言うことです。
自分のことだけでなく、他の選手がどのようにプレーしているか、いろんな
動きを見ています。
私が選手の時にランナーで2塁に進んだときは、外野の守備位置を確認しろ
と教えられました。
ワンヒットでホームに帰るために、外野がどこに守っているかを確認し、
その位置を頭に入れておいて打球が外野に飛んだ場合は、3塁前後でスピード
を落とさないでホームインするか、止まるかの判断ができます。
自分が3塁手だったら、試合中でも相手の3塁手はどのように守備位置を
変えているか、どのような動きをしているかなどを見て、
なるほどと思うことは真似てみることです。
試合の時は控えでベンチにいるとき自分のポジションだけでなく、
他のポジションもどのような動きをするのか、
ランナーがいるとき、いないとき、
アウトカウントなしの時、ツーアウトの時、
点差があるときないとき、
いろんなケースで守備位置や動きを見ておくことで、
急にいつもと違うポジションをやれと試合に出されたとき、
普段からそのように見ておくことで困ることはないでしょう。
試合に出るときのチャンスは急に訪れます。
そのようなチャンスをしっかりつかみ、レギュラーとして定着するため
には、普段から準備しておくことが必要です。
ノックやバッティングの順番を待つとき、ぼーっとしていてはいけません。
今打っている選手を見る。
今捕球している選手を見る。
見るのも練習です。
このようなことは小学生にはなかなか難しいかもしれませんが、
チームの指導者が手取り足取り教えることは、たくさんの選手がいるので
現実的に無理があります。
このような環境で他人より上手くなろうと思ったら、周りの選手のプレーを
見て自分との違いを確認しましょう。
見るのも練習です。
頑張りましょう。
あなたもいっしょに野球をしませんか?
Nagoya23バッティングスクール Count23
詳しくはこちら!
ケータイはこちら!