この国の政治家の資質は地に落ちた気がする。東京八王子市長選を遠い九州の果てから興味津々で見ていた!安倍派閥の重臣の萩生田前政調会長のお膝元。ところが、またも野党候補の相討ちで、自民党が何とか逃げきった。

おバカだね、野党の皆さん!相変わらず今の世情が見えていない。勝てる選挙を自らのこだわりで逃す!というのは、政策以前の問題点。

 自公推薦候補が63・838票。立共社ネ候補57・193票。次の野党候補が44・913票だ。この野党候補は二人とも元都民ファーストの会議員。

一人の候補に絞れば、間違いなく勝てた!と思う。世間の風は、あきらかに反自民党の流れなのに、こうした勝てる選挙以前のていたらく!

 先ごろ、共産党が23年ぶりに党首交代した。女性党首は良いと思う。今回の自民党裏金事件を世間へ公表したのは、共産党系新聞の赤旗だった。大手柄だ。他のメディアはまたも知っていたが…と弁明している。

 このパーティ券による集金制度は、昔からあり、女性週刊誌の記者の私の所へも招待状が届いた。招待券には、2万円の会費と刻印してある。ただし、私宛にはご招待!と赤い判子が押されていた。つまり、パーティには来てください。会費はいりません。記事にしていただければ…ということ。

 都内の一流ホテルの大広間に、バイキング形式で豪華な料理が並ぶ。たぶん、いくつかのマスコミもご招待だったと思う。自民党議員だけでなく、企業、各種団体までこうしたパーティに行くのは、何らかの見返りを期待するからだ。こうした会を呉越同舟というのでは…。裏金を選挙資金のために使うのか私欲のためかは金を得た議員の胸ひとつ!ごく一部の党員党派による悪しき慣習が今だに引き継がれていたわけです。

「禍福無門」(かふくむもん)とは、仏典「涅槃経」にある。禍(わざわい)と福(さいわい)は、互い違いにやってくる。今が福でもそれがいつまでも続くわけではない。逆に禍だって同じ。禍と福は隣り合った裏表だということ。禍福は自分が招くものなのです。長崎県選出の谷川弥一(82)議員が辞職提出って、このお爺ちゃん、国会で般若心経をとなえたり、記者に向かって「頭悪いんじゃないの?」と口にした変人だ。何度も言うが、こんなお粗末議員を国会へ送った長崎県民は猛省ですよ!能登半島地震がなかったら…とは思うけど、内心ホッとしてるのは、たぶん自民党議員関係者の皆さんかもしれない。