もう74回になるNHK紅白歌合戦。大晦日に幼い頃は家族揃って見たが、全く見なくなって30年以上になる。「何でこんな歌手が出ているの?」が気になり、歌手が所属する事務所の力関係で出場が決まる胡散臭さにヘキヘキしたこともある。2013年に五木ひろしさんが出版した「昭和歌謡黄金時代」に「紅白歌合戦今昔」があり、こう書いている。
「出場者はその年のヒット歌手だということです。売れている、ということです。その頃に比べると幅広い歌の世界を多彩なパフォーマンスで表現しょうとする紅白は、相当違ったものになっています」と、何年後に、五木ひさんは自ら紅白出場を辞退しました。
さて、今回から旧ジャニーズ系の歌手は出場できませんが、紅白出場歌手を見て、半分も名前と顔が一致しません。韓国のグループが2組入ったそうですが、音楽を聴いたこともありません。大泉洋ちゃんは歌手なの?いくら、16回出場している福山雅治くんと親友だからって何の歌なのか???ばかり!
伊藤蘭ちゃんも、娘が朝ドラに出ているから選ばれたの?と、突っこみたくなる。石川さゆり、坂本冬美、水森かおり、天童よしみの4人は毎年選ばれているけど、何かヒット曲あったんですか?それを言うなら、男性最多出場の郷ひろみくんの新曲も知りません。歌唱力は認めるさだまさし、鈴木雅之のご両人も何かヒットしたのでしょうか?
昔の紅白は、紅組、白組に各々ビッグバンドがつき、オープニングから蛍の光までフル演奏していました。今は、自分たちで演奏したり、オケ使用のグループ…と、歌を聴かせるより見せる歌合戦になっています。
それにしても、毎年の選考基準が分からないNHK紅白。まだこんな番組見る人の気がしれないが、もう需要の価値はなくなっていると思うのですが…。