日大の薬物事件を見聞きする中で、私は林真理子理事長就任時から??だった。日大芸術学部出身のOBであるから、資格は充分にある。ただ、私は彼女のミーハーぶりしか知らないので不適格じゃないのかなあ?と思っていた。

 彼女は、週刊誌女性自身で記者をしていて、流行作家になった。私とすれ違いか一緒に働いていたかもしれないが、百人以上の大世帯だったから記憶にない。今はなき、渡辺淳一さんの「愛の流刑地」が大ベストセラーの時、対談相手に林さんを選んだ。確か、彼女ーが直木賞を受けた時に、高評価していたのが渡辺さんだったこともあったし、元女性自身記者という浅からぬ縁も抱いていた。残念ながら、対談というより、林さんは大先輩作家を褒めるばかりで、途中で助け舟を出して何とか記事にした。その時、憧れの人と対談できた喜びしか表さないミーハーだけじゃん!が私の感想だった。

 そして、学生数7万人という日本一のマンモス校日大を私物化した田中英寿元理事長のワンマン経営の不祥事から昨年7月に林理事長が誕生した。当初、彼女は男体勢の中に、流行作家の自分がトップに立てばイメージ改革もスムーズに進行すると楽観していたのではないか?理事に女性を登用したものの、また大麻使用の不祥事が起きた。問題はここだ。発覚してから報告を受けても理事会に報告しなかった林理事長。隠蔽しょうとしたのですね。 

 マスコミ糾弾されると、副学長の首切りで解決しょうとして方向を間違えた。私には、日大理事長というブランドが欲しかった!としか彼女のことは見ていない。小説だけ書いていればいいのに…と、思ったものだ。

 3年連続で、私学助成金が不公布となり、日大はますますイメージもダウンしている。就学にも、偏見で見られるだろうし日大生は可哀想だ。私は副学長の首を切る前に、林理事長が率先して進退伺いを出すべきです。原稿用紙の上を万年筆で好きなように描けるほど、学校運営は楽じゃないはず!ブランド衣装を着て嬉しそうにSNSで披露した画像。あれが林理事長の全てです!