「アレ!」が今年の流行語大賞のノミネートされるかも?セリーグ優勝した阪神岡田監督が今年就任した時から「そら、アレよ!」と口にしていた。65歳の岡田監督は、咄嗟に「優勝」の言葉が出てこなかったからかもしれない。と、私は思っている!高齢者や後期高齢者にとって「アレ」は日常茶飯時に会話に出てくる。頭の中には、具体的な映像も浮かんでいて固有名詞が出てこない場合。ひどいのは、「アレ」と口に出したのに、何を「アレ」と思ったのか瞬時に忘れてしまう。加齢と共にこの傾向が増えていく。

 自分が高齢者になった時に、図書館にある高齢者向けの著書を何冊か読んだ。ある本に「高齢者は好きなことをして生活できるチャンスだ!」があった。つまり、生きることが「面白いか、面白くないか」で残りの人生が大きく変わってくる。肉体の老化はどうしょうもないから、気持ち、感情の老化を防ぐしかない。生理学的には感情の老化とは①前頭葉の萎縮②性ホルモンのバランス変調③セロトニンの減少④動脈硬化だ。

 前頭葉萎縮には、日常のルーティンが大きく左右する。同じことばかりしていると前頭葉を使わないため、廃用現象が起こるそうです。マンネリ化を変えない!といけない。セロトニンは増加させると幸福度アップにつながる。運動、コミュニケーション、日光、睡眠、肉食の食事かろ大事です。

 高齢者(後期高齢者)になってからの血圧はあまり気にしない!こと。70歳以上になると70%の人が高血圧と診断される。誰だったか「年齢➕90」でOKなんだそうです。70歳なら160の血圧も年齢相応なんです。医師はすぐに高血圧剤を提案するでしょうが、放っておけばいいのです。

 また75歳以上になると、7割が「加齢性難聴」になる。耳が遠くなると認知機能が低下。だから、よく「脳トレ」が出てきますが、これも意味ないです。だって、あれは練習してできるようになる慣れでしかない。それよりも「楽しいこと」と「習慣化」の方が効果あるそうです。

「アレ」で結果オーライ!シェークスピアの翻訳者で有名な小田島雄志さんの「人生の楽しみは喜怒哀楽の総量で決まる!」なる言葉を最近よく私は思い浮かべます。つましい年金と、地区の役員や民生委員、交通指導員(来年の1月から)の報酬で今のところ何も困っていません。物欲はないし、「アレよ、あれ」で、楽しく規則正しく生きています!