こころの保健室だより8月号「おすすめの本~暑い日のおうち時間に~」
みなさん、こんにちは。柏こころの保健室です。 7月に引き続き、8月も暑い日々が続いていますね。 できる限り外出を控えたくなるような太陽の暴れっぷりに、疲労や体調不良の影を感じます。 この時期、家にいられる日は家で過ごす方が、心身の調子の回復によさそうですね。 私は家で過ごせる時は、読書をすることが多いです📚 今月のこころの保健室だよりは、おうち時間のおともになるような、おすすめの本を紹介します!『ラクに生きるための「心の地図」セルフケアのメソッド100』 高井祐子 ラクに生きるための「心の地図」セルフケアのメソッド100(amazon) 公認心理師・臨床心理士の筆者が、認知行動療法・スキーマ療法・アンガーマネジメント・マインドフルネスなど、様々な療法のエッセンスを含んだ自身をケアする方法・考え方が、なんと100個も挙げられています。どのメソッドも読んですぐにできたり、取り入れたりできるので、比較的負担も少ないのではないかなと思います。 やさしく語りかけてくれるような文章に、読むだけでも癒されます。挿絵の猫のイラストもとっても可愛らしいです。 各メソッドは大体1ページに収まっているので、個人的には飽きずに読み進められたのもありがたいポイントでした。 本書にある、「落ち込まないようにするのではなく、落ち込んだときに“復活できる自分をつくる”(高井,2025,p.222)」という心構えは、非常に大事だと思います。この本を読むことで、“復活できる自分”をつくるための一助になるかと思うので、おすすめです。『死にたいって誰かに話したかった』 南綾子死にたいって誰かに話したかった(amazon) 「あたたかい家庭がほしいと願いながら恋人どころか友達もできず、職場では空回りしている菜月。この生きづらさを共有できる存在を求めて『生きづらさを克服しようの会』を一人で作る。するとモテなさすぎて辛いと話す男性から参加希望の連絡がきて――『普通』に生きられない男女が、現代社会を溺れかけながらもサバイブする姿に心震える長編(あらすじより引用)」 こちらは小説です。 タイトル・あらすじの通り、現代で誰しもが感じたことのあるような辛さが描かれています。恐らく登場人物に対して様々な感情が喚起されるかと思いますが、その登場人物同士が話をして、聞いて、そして考えていく過程に、私は他者と関わることの大事さ・大変さを改めて感じました。牛歩ながら(変化は得てしてゆっくりなものではありますが)、変化していく登場人物に、胸をあたためたり、ひやひやしたりします。シリアスなテーマながら、コミカルな表現も多いので、くすっとくるようなところもあります。 ※死・性被害・性加害に関係する話題が出てきますので、自身の心身の調子を確認しながら読んでください。 今回紹介した本はどれもおすすめなので、ぜひ興味が湧きましたら手に取ってみてくださいね。 みなさんの本選びの一助となれたら、とっても嬉しいです。 柏こころの保健室