「身近なこころの相談先について」

 

 

みなさんこんにちは。柏こころの保健室です。
暑い日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

私はできる限りこの暑さで体調を崩さないよう、外に出る時は日傘を使ったり、サングラスをかけたり、塩飴を舐めたり、冷房の効いたお店に避難したりするようにしています。

みなさんなりのこの時期を過ごす方法をフルで活用しながら、なんとか乗り越えていきましょう!

さて、今回のこころの保健室だよりでは、『身近な心の相談先』についてお話したいと思います。
心の相談先、と言うと当カウンセリングルームももちろん該当しますが、それ以外にも心の相談先はございます。いくつかご紹介させていただきますので、相談先の検討の際の材料にしていただけたらと思います。

 

 
○スクールカウンセラー
現在、千葉県の小・中・高の学校にはスクールカウンセラーが配置されています。各学校によって在校日は異なり、また在校日数も限られていますが、身近な心の相談先として利用することができます。原則として、学校に在籍している児童生徒ないし保護者の方が利用対象者です。

○児童相談所
18歳未満の子どもについての相談先として利用することができます。児童虐待だけでなく、しつけや教育などの相談にも応じています。

○県及び市の教育センター
各自治体によって対象年齢は様々ですが、原則小・中・高などの学校に通っている児童生徒ないし保護者の方が利用できます。子どもの発達や不登校について、子どもにまつわる相談をすることができます。

○市の相談窓口
自治体にはよりますが、市には悩みに応じた相談窓口があります。柏市では、福祉・労働・健康や心・医療相談・債務など、相談窓口が多岐に渡っています。

 

 

○大学に併設されている相談施設
大学によっては、相談施設を運営している場合があります。カウンセラーはトレーニングを受けている大学院生で、教授の指導の下にカウンセリングを実施します。比較的安価に、カウンセリングを受けることができます。

○精神科・心療内科
病院でも、カウンセラーが在籍している場合、カウンセリングを受けることができます。

○命の電話
自治体が運営している電話相談は、基本は24時間受け付けています。千葉県にも『千葉いのちの電話』があります。

 

 


○インターネット
LINEやメールなどを用いた、SNS相談が自治体や民間によって運営されています。
対面や電話が苦手な方、取り急ぎ相談をしたい方は比較的相談しやすい媒体になるかと思います。

 

 

 

○カウンセリングルーム
臨床心理士及び公認心理師が、私設のカウンセリングルームを開いていることもあります。
柏こころの保健室に在籍しているカウンセラーは臨床心理士・公認心理師の資格を持っており、カウンセリングだけでなく、各種心理検査を行うこともできます。みなさまの相談先のひとつとして、ぜひご検討ください。

 

 

相談機関は、探してみると意外と身近なところにあります。「誰かに話してみたい」と少しでも思ったら、全てをひとりで抱えず、別の場所に荷物を預けるような感覚で、相談してみることもぜひ検討してみてくださいね。