神経症の「恐怖直面法」 129
今日も、神経症の「恐怖直面法」を述べます。
エレベーター恐怖症の解決にはイメージ練習、現実に乗る練習が必要です。さらに自分の恐怖は本当だという歪んだ考えも、改善されなければいけません。そのための録音による方法も用いました。
なお現在では録音だけではなく、録画もカウンセリングに用います。
たとえば過食症の人は食べれば太るからできるだけ食べたくないが、逆に少し食べるともう全部ダメだから、いっきに食べてしまおうというこころのメカニズムに支配されます。
そこで自分の過食状態を録画して、「少し食べると、もう全部ダメだ。そうなら、いっきに食べてしまおう」というこころのメカニズムが、録画を通して客観的に理解されます。本当は「少し食べると、もう全部ダメだ」ではありません。過食した部分のみが、ダメなのです。
たとえば、普通に食べるのが2だとします。
そうすると3食べたら、3-2=1だけダメなのです。
同様に3.5食べたら、3.5-2=1.5だけダメなのです。
本当は1か1.5だけ、ダメなのです。
しかし神経症の傾向の強い人は、「もう全部ダメだ」という歪んだ考えに支配されてしまいます。
次回に、さらに述べます。