緘黙と手話(ちょっと追加) | 小さな海のたからもの(場面緘黙と適応障害)

小さな海のたからもの(場面緘黙と適応障害)

場面緘黙経験者(自己診断)です。
場面緘黙は克服しました。


手話について、もう少しだけ。

たいして実のない話ですが…



私自身、手話ができたらいいなー、と思ったことがあるんです。

大人になってからかな。

話せるようになってからです。



話せても、声を出すよりは、手話のほうが楽、と思ったんです。

例えば、お店とか、銀行とか。

声を出さないで会話するほうが楽な気がして。




実際は、手話を覚えることはなかったし、声を出したくないから…という理由で筆談をしたというようなこともないですが。

気持ちとしては、やっぱり声を出して話すのが一番苦手なんですよね。




だから、「緘黙の子供に手話を覚えさせたらどうだろう?」と考える親御さんの気持ちや、「手話を覚えたい」と思う緘黙当事者の方の気持ちは、よくわかる気がします。



ただ、手話というのは、緘黙の人にとって、どれくらい役に立つものなのか、それがちょっとわかりません。

子供に覚えさせるとしたら、指文字がいいのかなー、なんてことも考えますが、どうなんだか…

手話の中から、普段よく使うような言葉、役に立ちそうな言葉を覚えるというのもいいかな…

だったら、カードによる意思表示のほうが楽か…



難しいですね。

やはり、話せないのは、話す能力がないわけではなく、不安や緊張、恥ずかしい気持ちによるところが大きいので、何を使っても表現するというのは難しいとも考えられるし。

でも、緘黙の原因が言語障害によるところが大きいような場合は、声を出さない手段でなら表現しやすい、ということもあるでしょうね。




手話。

簡単な動きによるサイン。

カードを利用した意思表示。

筆談。

メール。



使えそうなものは、何でも試してみていいと思います。

ただ、それを「絶対使えるようにしないと」と気負いすぎるのは良くないと思いますが。






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