いつでも旅に出たい

いつでも旅に出たい

プロのオンライン家庭教師&塾講師であり、現役の編集・ライターです。家庭教師は主に「マナリンク」で稼働。
https://manalink.jp/teacher/11617
授業での気づきなどを書いています。

1対1の指導に時間もお金もつぎ込む家庭教師なんて贅沢品の一つに違いない。

 

それで成果につながらなかったら、それはもうガッカリするわけです。

 

この残念な状態は定期テスト対策を望む生徒に起こりがちです。

 

原因の一つは、試験範囲を正確に伝えてくれなくて

対策の抜け漏れがあること。

それ出るって私聞いてなかったよ?

範囲ってわかってたら小テストしたよ? と。

 

これ、ぽやぽやしてる中高生に起こりがち。

 

 

そして、「主たる原因」なのが

講師が「やれ!」と言ったことをしていないパターン。

 

現代文なら線引きをしない。要約しない。音読しない。

 

古文なら原文→現代語訳を自力でしない。音読しない。

 

漢文ならSVOCをつけて読み解きをしない。音読しない。

 

 

私「テスト勉強なにしてたの?」

生徒「ノートを見返したり、ワークをもう一度したり」

 

それ、テスト勉強じゃないからね。

これまでノート見返して成績上がってないでしょ?

ワークをやみくもに何周しても意味ないのよ。

それなら音読だけしてるほうがマシかもしれない。

 

これはのんびりちゃんも真面目くんも

同じくらいの比率で起こります。

 

 

この1学期期末テストで点数が上がった子の話を聞くと

みんな時間と手間を増やしていました。

 

講師がやれということは確かに手間だし

時間はかかるのですが

勉強に時短なんてものはないのです。

莫大な手間(量)の上に成り立つものだから。

 

【要約の足掛かり】

 

読む行為そのものを楽しむ読書と違って

読み解くのが目的の読解では、

文章構造の理解も役に立ちます。

 

執筆のテクニックの一つに「段落内の構成」があります。

 

一つの段落は、主題文と補足文で構成されています。

基本的に主題文は一つ。補足文は複数。

主題文は段落の要点を述べ、補足文は主題文を詳しく説明します。

 

だから文章の要約は、段落に一つある主題文を

ピックアップすることから始まります。

 

 

文章を図解するのもありですが

とても時間がかかってしまうのがデメリット。

 

その点、段落要約をつなぐだけで

あらかた分かるので工程もシンプルで簡単です。

 

私は国語の指導で、要約を重視しています。

いきなり全体要約は難しいので

段落の要約から始めます。

 

「その段落にタイトルを付けるくらいの短さで」が合言葉です。

先日、令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果が発表されました。

 

国語の講師として気になったのは

やはり中学校の国語の平均正答率

記述式は25.6%と、3割を下回ったこと。

 

記述式の中でも、物語に関して

「自分の考えとそのように考えた理由」を書く問題では、

無解答率が27.7%にもなったこと。

 

記述力の問題が深刻だと

あっちこっちで言われています。

 

私も今年は中学生の生徒がたくさんいるので

このニュースを聞いて震えました。

そして思い当たることも・・・。

 

だけど逆に考えれば

この世代の子たちが今から記述対策をしっかりすれば

3年後の大学受験で有利になるのでは?

と思うようにもなりました。

 

むしろ調査よ、ありがとう!

という気分。

 

とはいえ、要約=書くことを中心とした指導で

特別何かを大きく変えることはありません。

今までどおり、やるべきことをやるのみです。

記述力にはより注意を払ってみていきます。

【たどる力】

 

私の口ぐせは

「前の段落を受けて、この段落はね」

です。

 

文章は前から後ろへ文脈が展開していきます。

だから既出の内容を前提として、今読んでいる段落が

何を伝えようとしているのかを明らかにする必要があります。

 

これをかの有名なふくしま式の福嶋先生は

「たどる力」と述べています(と私は理解している)。

 

ーー因果関係を整理する力

 

まさにこれ。

 

段落をたどる力ついたら、意味段落で区切る問題は

とても簡単に見えてくるでしょう。

 

逆に意味段落の区切れがわからない場合は

因果関係を整理する力が弱いと判断できます。

とうことで、文同士の関係を整理する修業から

スタートしてもらうことになります。

 

千里の道も一歩からですね。

【助動詞って何するの】

 

助動詞が苦手な人って、とても多いです。

 

特に古文。

古文は助動詞それぞれの知識が頭に入っていないと

文の意味を正確に把握することができません。

 

なぜなら助動詞は述部を構成するうえで

「意味を付加する」という重要な働きを持つからです。

 

そもそも文章は主語と述語がメインなのですが、

サイアク主語が抜けていても主張は伝わります。

最重要の述部において、

さらに意味づけをして表現の幅を広げるのが助動詞。

 

助動詞が変わるだけで、

文の意味がガラリと変わってしまいます。

 

普段の会話でもすれ違いや取り違うことがありますが、

そういうときの会話はたいてい助動詞の使い方が間違っています。

 

 

ところで、中学生で習う現代文の助動詞が、めちゃ難しいです。

こんな専門的な内容が中学生に必要かな? と思うレベル。

 

年齢に適切な習熟内容があると思うので

今の中学生は大変そう。。。