大学入試で一般学力試験が少なくなり、
記述問題を入試で取り扱う生徒も減っています。
どうしても国語の対策は共通テストか小論文がメインに。
記述問題対策の依頼は共通テスト後、二次試験までの
短い期間に集中するのがほとんど。
そこで常々思っていたのが、
裏を返すと二次では記述問題が
「勝負の分け目」になっているのではということ。
そもそも記述問題は独特の難しさがあって、
短くても「伝わる文章」を書く必要があります。
「伝わる」ことを前提に据えれば
記述問題にまつわる色々な疑問が解決します。
「模範解答を見るとこんな言葉、本文に書いてないよ!」
といったことが頻発しますが、
相手に「伝わる」ために必要と思われる要素は
自分で補足しなければなりません。
“似たような表現”は、本文に必ず出てきています。
ここで活躍するのが「語彙力」。
字数制限の中で端的にまとめるために
言い換えの力が試されるのです。
そもそも読解力も必要だし、
ピックアップした言葉をつなげる文章力も必要だし。
受験生がひっかかるポイントもまだまだあります。
これを約1カ月の対策でクリアできる人が
はたしてどれだけいるのか……。
常々試験とはマルチタスクだと思っていますが
国語でその最たるものが「記述問題」なのではないでしょうか。
ちなみに、高校の定期テスト。
生徒と解きなおすときに見る模範解答が
「伝わらない」ものばかりでげんなりします。
特に進学校がひどい傾向があります。
あれをもとに指導するのは
無理ゲーだと思う講師は多いはず。
せめて見直しのときに解説したって、高校の先生。





