宇宙戦艦ヤマト2199 | 気が向いたときに適当に

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御勝手にどうぞ。
リンク張ってね。

宇宙戦艦ヤマト2199は、かつて放送された宇宙戦艦ヤマトのリメイク版として、最近放映されていたものです。
なんと1974年、昭和49年の作品なのですね。
当時はまあ、テレビにかじりついて見たものです。

しかし当時は意外と視聴率は悪かったらしく、冥王星で撃沈されて「あれ?もう終わり?」みたいなところもあったし、放送も結局半年で終わってしまいましたね。
当時のアニメは大概一年単位でしたから。

正直、当時の話はほとんど覚えてなくて、あらすじ程度しか思い出せません。
放映と同時進行で、松本零士氏の漫画の連載もあったのですが、確か月刊誌でして、テレビ放送に物語展開が合わせられていたために、漫画自体は話が飛び飛びで、さっぱりわけのわからない作品になっていたと思います。

リメイク版は、元の作品にかなり忠実に描かれていると聞きましたが、正直どこが同じでどこが違っているのかもわかりません。
まあ、感想を言えばドーデモいい恋愛話が多くなっているんじゃないかなと。

作品としては、やはり映像技術が格段に進歩しているなと思いましたね。
解像度も関わるのかもしれませんけど、戦闘シーンのカット割りなど、非常に格好よくできてました。
いい作品だと思います。
ただまあ、原作がどうだったか覚えてないですが、デスラーとスターシャの恋愛話は勘弁して欲しいですね。
デスラーの宇宙征服の動機が、スターシャの気を引きたいのが動機では、戦った兵士も滅ぼされた星々も救われないどころか、ふざけるなと叫びたくなります。
デスラーバカですか?

えっと、あえて敵を作るような言動はなるべく控えるとして、作品を見て気になったことをいくつか。
自虐史観というのか、やはり当用憲法的な毒がこんなアニメ作品の中にも、底流として深く影響を与えているのだなあということです。
大げさですか?

愛こそすべて、愛が最も大事なものといった、どっかのキリスト教徒みたいな脳が足りない話はまあ良いとしましょう。
どうせ誰にとっても恋愛スキャンダルは面白いものです。 

一番気になったのが、何話目かはわからないのですが、ガミラス軍と宇宙連邦軍の邂逅についてです。
ガミラス軍の女性将校と島航海長が、どちらの軍が先に発砲したかと言い争っていました。
実際は島の父親であった島艦長が先に発砲して、ガミラス艦を撃沈したようです。
それでガミラスの将校に、先に手を出して戦端を開いたのは地球側だと、島航海長は糾弾され思い悩んでしまうのです。
アホですか?
自国の領海、この場合は領宙かな、に未確認の宇宙船が侵入してきた。
哨戒艦隊とすれば取るべき行動は、未確認艦への停船命令及び鹵獲でしょう。
応じなければ撃沈は通常行動です。
まして相手が戦闘艦と解っていれば、先に攻撃しなければ見方が沈められます。
どちらが先に撃ったのかなど、どうでもいい話です。

そういえば、どこかの国の内閣官房長官が、未確認の無人戦闘機が領空内に侵入して、退去命令に従わなければ撃墜するって宣言してましたね。
同じことですね。
わざわざ未確認のって言っているのに、切れたお間抜けな国もありましたが。

とにかく、何でもかんでも、先に手を出したほうが無条件で悪いといった考え方は、戦後どういうわけか叩き込まれていまして、非常に様々な面で悪影響を及ぼしていると思います。
こういう、殺されるまで我慢しろみたいな思想が、常に国際社会で我が国を追い詰めていますし、実社会でも弱者をより追い詰め、自殺を誘発しているように感じます。

あと、もう一点。
イスカンダル人が、地球人というか日本人が波動技術を武器に転用したことに不快感を示すところです。
イスカンダル人は地球人を舐めきってますね。
よく、左巻きさんがいうことですが、軍隊を持つと戦争をしたくなるに相通じるものを感じます。
そういう、包丁を持てば人を刺すといった思考は、どういう経路で生まれてくるのか、本当に知りたいです。
大方の人は自分を基準に他人のことを推し量るものですから、彼らの頭の中はいつも人を攻撃したくて仕方がないのでしょう。
確かに左巻きさんは平和平和と唱えつつ、いつでも誰より攻撃的です。
ごく当たり前のことですが、戦闘を最も避けたいのは軍隊です。
実際に戦うのは自分たちですからね。
戦争になれば、殺される可能性が最も高いのが彼らです。
当然、不必要な戦闘は避けたいと思うのが当たり前です。

それにしても、イスカンダル人の偽善ぶりには目を覆うばかりです。
二つの銀河を制圧しようとしている一大宇宙帝国に、太陽圏から未だ出ることも叶わない地球人が一方的に攻めつけられて滅亡の淵にいる。
そこに救済の手を差し伸べてくれたのは、非常にありがたいことです。
何らかの理由でもって、イスカンダルまで来いという。
外宇宙航海の為の技術も教えてくれるという。
でも、波動砲はダメなんですか?
その上、イスカンダルのとなりが敵の本拠、ガミラス本星だなんて、スターシャはサドですね。

沖田艦長の言う
「我々には身を守るための武器が必要だった」
が全てでしょう。

武器とても所詮道具です。
道具とは常に使うものの意思で変わるものです。

周り中から核兵器で脅される中、波動砲のひとつも持っていなければ、座して滅ぼされるのを待つばかりです。
考え方がおかしいですか?

戦争アニメにしては、いろいろ甘いよねって感じました。