オークションは午後4時いつもより2時間ほど
早い時間に開始しました。
これはオークション終了後に、
細川さん秘蔵のワインをあけ、パーティを
する為との事でした。
300点の作品を3時間余りでさばくため
オークショナーは1分間に2点ほどの速さで
ハンマーを打ち下ろします。
そのためパドルを瞬時に判断し上げ下げ
しなければなりません。
今回私の狙う物は2点だけなので気は楽ですが
14番目のスミレ文香水瓶はすぐに順番と
なりパドルを上げるも
人気があり、思惑の値段をアッと言う間に
通り過ぎていきました。
残念ですが、
本星は絶対逃しません。
やがて117番目の風雨樹林文香水瓶の番です。
やっぱり人気がありエステメート(予想価格)は
すぐに突破していきます。
パドルを上げ続け
ここでは絶対に譲らないという
強いオーラを放ち、
相手を諦めさせ
降りさせなければなりません。
今、私は1点狙いなので資金もそこに
集中することが出来るのです。
ハンマーが打ち下ろされました。
はれて私の物になった瞬間です。
安堵と疲れと嬉しさと入り混じった気分でした。
ワインパーティでは
「風雨樹林文香水瓶を落札させていただきました
○○です!大変いい物を買う事が出来嬉しく思っています!」
マダムにお礼のお声をおかけしました。
「あれはとってもいい物ですよー
私が一番好きだったものなの!」
社交辞令かもしれませんが、そう言ってくださいました。






