どうしたのだろう
病気にでもなったのだろうか、
あの時キチット謝ればよかったと、
後悔した。
それから半年も過ぎた頃だろうか、
そのオヤジたちが住んでいた家が 、
外は一切何も手を加えず
カフェになったのである。
それこそドヒャーである。
エッ、どんな変人がカフェなどと、
のたまわっているのか、
汲み取りの臭気抜き筒と
カフェが結びつかず、
私は客として
その店を訪ねるなど
及びもしない事であった。
しかし、
ある時長男が言ったんだよね。
「あそこのオムライス美味かったよ!」
ってね
聞くと綺麗な女の人が1人で
やってると言うんだよね。
私も銀行に行く時
あの踏切を通る。
たま~にドアが開いてたりして
客が入っているんだ~
と思ってはいた。
そんなある日、
長男夫婦と私と妻とで、
お昼を食べに行こうという事になり、
その店に行くことになった。
私はなんとなく気のりはしなかったが、
渋々付いて行った。
私達は線路沿いの窓側のカウンター席に
座った。
すると開け放った窓から
風が流れてきて、
体を包む
なんとさわやかな気分なのだろう、
時折、江ノ電が1メートルさきを
ガーーッと通り過ぎ
まったりとした午後の風景である。
たたきのカウンター席で
静かに本を読む男性、
うん、そうだろう、
本も読み易かろう、
おそらく内装など、
10万も掛かってないのではないだろうか。
若い女性の店主は、
友達に手伝ってもらい、
全て自分たちでやったという事である。
う~ん、
ある種の天才、
素晴らしい、
私は自分の固定観念で、
ひとつの素晴らしい体験を、
見逃すところであった。
なんでもまず経験してみる事だと思ったわけです。
ボロ家のリノベーションは
今一番の儲かるのかもしれない。
