不祥事がある度に、辞めろの一斉コール。


責任をとって辞職するべきか、留任して誠心誠意責任をとるか。どっちがいいのか、時と場合によるし一概に言えず、正直なところ自分にはよく分からないのだが…でも後者、かなぁ。トップが最大の責任者であるのは分かるが。


しかし「責任とって辞めろ。」
ここぞとばかりにヒステリックに鳴きわめく。ある場合には国中巻き込んで。聞いていると、深く冷静に事の重大性を考えて、先を見越した末の結論とは、どうしても思えないんだよなぁ。そうじゃない人も勿論居るけども。

「辞めろ」そこには、やっぱり利害がちらつく。そうなった方が自分に有利だから。そうなった方が自分達に得だから。正しいとアピール出来るチャンスだから。何でもそこからしか始められないのか?きっとそれは、いつどこの国でも同じで、辞める必要は無いと思う等とは言えない立場なのだろうけど。

留任して、誠心誠意信頼を回復するために努めると言って、結果を出してきたことがこれまで少なかったのかな。確かに能無しヘッドは不要だ。けどその浅はかなガヤにも負けず、心血注ぐ気骨を見せて欲しいとも思う。


例えば「協力」って言葉は、あの世界にはあり得ないことなのか。「力を合わせる」「助け合う」「認め合う」とか、陳腐な表現だけどそれは無理なことなのかなぁ。それとも、自分が知らないだけなのか。

互いの足を引っ張り合ってる場合では本当にないんじゃないかと。互いに引っ張ってるから互いに歩けない。一緒に踏み出したら、それこそ大きな一歩になるじゃないか。


そうさ、そんなのは理想論だろうさ。綺麗事言いやがって。でも、このままだったら本当に危険なんじゃないかと、ほんとに漠然と思ってしまうんだ。