琵琶湖疏水分流を辿って水路閣へ | cotsplaceのブログ

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2023年12月10日

 

京都地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約5分「ねじりまんぽ」を通って「インクライン」を見てきました。

 

 

その後は、琵琶湖疏水分流を辿って水路閣へ行きましょう。

 

 

水路閣とは南禅寺境内にある琵琶湖疏水の水路橋のことです。
 

 

インクラインの最上部辺りから琵琶湖疏水が分流しています。

 

 

そのあたりに田邉朔郎像がありました。

 

 

江戸に生まれ工部大学校(現東京大工学部)に在学中に論文「琵琶湖疏水工事の計画」を執筆しました。

23歳にして琵琶湖疏水工事の総責任者に抜擢され、さまざまな難問題をクリアして、世紀の難工事を見事にやりとげたのです

若くて優秀な偉人ですね。

 

 

分流された琵琶湖疏水は水路管を通っています、こちらは水力発電に使われるのでしょうか。

 

 

そして、もうひとつ、分流されたこの水路を辿っていくと、水路閣に繋がっているはずです。

 

 

水路を伝って散策してみましょう。

 

 

この辺りの水路の幅は大きくないですが、それでも琵琶湖疏水が滔々と流れています。

 

 

道も整備されていて歩きやすいですが、撮影時に景色に気を取られて水路に落ちないように注意が必要です。

 

 

しばらく進むと、両側の山が無くなり、ぽっかりと空間が空いているのが見えてきました。

 

 

ひょっとして、水路閣の上部に到達したのでしょうか。

下には観光客らしき人が見えますから、多分間違いないはずです。

 

 

ここから先の水路は通行止めになっていて、下へ降りていかねばなりませんでした。

 

 

降りる道のすぐ横には、南禅寺の鐘撞堂がありました。

 

 

「トイレ」と思ってよく見たら「トレイル」でした。

森林や原野、里山などにある「歩くための道」ですね。

 

 

そして木々の向こうに赤いレンガ造りの水路閣が見えています。

あと少し降りたら全体が見えますね。

 

 

南禅寺境内にある赤いレンガ造りの琵琶湖疏水の水路橋を水路閣というのです。

 

 

南禅寺境内を貫くことになるため、境内の景観に配慮し、田邉朔郎氏が設計・デザインを行いました。

先ほど見てきた銅像の人物ですね。

 

 

レンガと花崗岩造りによる、アーチ型の見事な橋脚です。

年月によりコケや汚れが付着して風格のある姿になり、ますます見応えがあるような気がします。

 

 

今では有名な観光スポットとして、多くの観光客が訪れています。

 

 

レンガのアーチを間近に見たり、実際に水路に水が流れる様子も見られたのが良かったです。

 

 

明治時代に琵琶湖の水を京都に引いたおかげで、京都の人は水に困らなくなったと言われています。

 

 

南禅寺の境内は、紅葉のスポットとしても有名ですが、12月でしたから紅葉には遅すぎました。

 


それでも幾分、色づいた葉が残ってくれていました。

 

 

水路閣の下流側にやってきました、こちらは南禅寺の境内の舗装道で来られました。

 

 

琵琶湖から京都まで水を引いて、水運、発電、灌漑等に利用してきた貴重な施設です。

これにより京都の発展におおいに寄与したことは間違いありません。

 

 

そして、今でも実際に利用されていることが素晴らしいと思いました。

 

 

水路閣 日本遺産 琵琶湖疏水 ホームページより