近江八幡の左義長まつり | cotsplaceのブログ

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2023年12月9日

 

近江八幡へ観光に来ています。

近くのパーキングに車を停めて、近江八幡を歩いて観光しました。

 

 

駐車場直ぐ近くにあったのが「文化伝承館」でした。

何が展示されているのかというと・・・・・・

 

 

近江八幡左義長まつりの「だし」が展示されていました。

 

 

毎年、正月を過ぎてから各町内で製作をはじめ、3月の近江八幡左義長まつりの時に日牟禮八幡宮に勢揃いするそうです。

 

 

製作されている材料は、全て食べ物だというから驚きです。

 

 

亀の甲羅はスルメイカが使われてました。

コーンを並べたり、小豆を並べて下地作りがしてあります。

 

 

これを全部、町内の住民の方が製作されているのだから驚きです。

 

 

使われた材料のサンプルが並べてありました。

全部食べ物なんですよ。

 

 

これは丑年の時の「だし」ですが、本物ではありません。

お祭りのクライマッマクスで奉火により全部燃やしてしまうのです。

これは、祭りの後から製作した展示用の見本なのだそうです。

 

 

織田信長亡き後、安土城下から八幡城下に移住してきた人々は、安土で行われていた左義長まつりをここで始めました

 

 

左義長まつりには、旧城下町の各町から13基が奉納されているようです。

 

 

各町ごとに意匠を凝らし、時間と経費を惜しまずに、各町の誇りをかけて制作されます。

 

 

こちらの建物は「旧伴家住宅」です。

江戸時代初期の豪商「伴庄右衛門」が本家として建てた商家です。
明治時代になって当時の八幡町に譲渡されてから小学校や女学校と変遷しました。
戦後は近江兄弟社図書館として使用され、後に近江八幡市立図書館となり、
その後、旧伴家住宅として公開されています。
 

 

ここにも、近江八幡の左義長まつりのダシが展示されていました。

 

 

展示用として、二年に1回作り直すのだそうです。

 

 

来年の近江八幡の左義長まつりは、3/16~17に執り行われるそうです。

 

 

その年の干支に因んだ物を主としたテーマを決めて、各町内で制作されます。
来年は辰ですね。

 

 

ダシコンクールの優勝を目指して、各町内とも力を込めて作られます。

 


毎年、年が明けると本格的な準備に入り、制作の経費や作業も各町毎で協力しながら、

年毎に新たな左義長を作る喜びを分かちあい、祭りの当日を迎えるのです。
 

 

このダシは「竹生島」という命題でした。

 

 

食材のサンプルが置かれ、どこにどういった食材が使われているのか書いてあります。

 

 

今年のダシの写真が展示されていました。

 

 

素晴らしい作品ばかりですね。

 

 

燃やしてしまうのが勿体ないと思いますが・・・・・

 

 

左義長を担ぐ人々は口々に「チョウヤレ・チョウヤレ」と「マッセ・マッセ」と声を発するそうです。

 

 

前者は「左義長さしあげ」後者は「左義長めしませ」からこのような掛け声になったとか。

 

 

金曜の午後、日牟禮八幡宮の「みくじ祭」にて行事順を決めるのです。

 

 

土曜日の13時に左義長が日牟禮八幡宮へ勢揃いし、ダシコンクールの審査が行われます。

 

 

14時から渡御(旧町内巡行)が行われ、17時半頃からはダシコンクールの表彰式が行われます

 

 

日曜日には、午前中から各町の左義長が旧城下町を中心に自由に練り歩きます。

 

 

「組合せ」(左義長のけんか)も行われるそうです。

 

 

20時からみくじ祭での奉納順に従い左義長は順次奉火されていきます。

 

 

一番から五番までは一斉奉火、その後は逐次奉火されていきます。

 

 

最後の左義長が燃えるまで、祭は夜遅くまで続きます。

 

 

近江八幡の左義長まつりは、「天下の奇祭」とも呼ばれています。

 

 

この祭りが終わると本格的な春が訪れることから、「湖国に春を告げるお祭り」とも言われます

 

 

例年5万~7万人もの人々で賑わう滋賀を代表するお祭だそうです。

 

 

来年のお祭りを見に行きたくなってしまいました。

 

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