富山県氷見市の大境洞窟住居跡へ | cotsplaceのブログ

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2021年12月12日

 

雨が降りそうな雨晴海岸から、富山県氷見市大境にある大境洞窟住居跡にやってきました。

 

 

駐車場わきに洞窟が見えています。

大境洞窟は、今は漁具置き場として利用されていますね・・・・・

と思ったら・・・・場所が違っていましたよ。

 

 

大境洞窟住居跡は、九殿浜園地という場所にあるようですが・・・・

 

 

とうとう、空が泣き出し始めました、大粒の涙がポツリと垂れてきましたので、ささっと観光してから退散することにいたします。

 

 

どんよりとした空の大境港です。

 

 

その近くに白山社がありまして・・・・・

 

 

拝殿の奥にある本殿があるのが大境洞窟なのだそうです。

 

 

拝殿へ参拝してから本殿へ向います。

 

 

大境洞窟住居跡の説明書きがありました。

 

 

日本で最初に調査された洞窟遺跡が、「大境洞窟住居跡」なのだそうです。

 

 

奥行き35m、入り口の幅18m、高さ8mの洞窟です。

 

 

灘浦海岸に面し、波浪の侵食により形成された海食洞で、第三紀鮮新世の石灰質岩盤の地層になります。

 

 

1918年、洞窟内にある白山神社の社殿を改築の際、多数の骨や土器類が出土したそうです。

 

 

そして本格的な調査が行われ、縄文時代から中世に至る6層の文化層を発見します。

この時の調査で、多数の土器や陶磁器、人骨や獣の骨が出土したようです。

 

 

この発掘によって、縄文文化と弥生文化の新旧が明らかになったほか、

弥生人骨の抜歯の風習や顔面装飾(頭骨に赤い塗料のついたもの)に注目が集まりました。

 

 

洞窟内は白山社本殿の周囲を歩いて見学できるようになっています。

 

 

パネルで縄文時代の様子も描かれています。

 

 

縄文時代から脈々と人が住み続けた洞窟に立ち大昔に思いを馳せてみるのもいいですよ

 

 

第1層からは、中世・近世の土師器・陶磁器・鉄刀などが出土します

 

 

第2層からは、奈良・平安時代の須恵器・土師器などが出土します

 

 

第3層からは、古墳時代中期から後期の土器・動物遺体などが出土します

 

 

第4層からは、弥生時代中期末から古墳時代初期の土器・人骨・動物遺体などが出土します

 

 

第5層からは、    縄文時代晩期後葉から弥生時代後期の土器・石器・骨角器・人骨・動物遺体などが出土します

 

 

第6層からは、縄文時代中期中葉から後期前葉の土器・石器・動物遺体などが出土します

 

 

暫く洞窟で雨宿りをしていましたが、止みそうもないので車へ戻ることにします。

 

 

施設のデータ
施設名 大境洞窟住居跡
所在地 富山県氷見市大境