2021年9月20日
先日ご紹介した「世界のタイル博物館」の記事がトイレだけになっていましたので、
いまさらながらですがタイルの記事も・・・・
ショップ側から入場してしまいましたので、トイレの展示が先だったのです
正面入り口から入場すると桜の置物が展示されていました。
繊細な桜の花びらの焼き物、綺麗ですね。
そして展示室への入り口がすごいです、色合いはイスラムのモスクですね。
モザイクタイルの壁に沿って先へと進みます。
天井にはお椀型の丸いモザイクタイルの飾りが・・・・・
あっ、この風景!!どこかで見たことがある!!
イスラムのモスクや宮殿を飾るタイル!!
そういえば、数年前にドバイ旅行した時に、ドバイのスターバックスで見たような・・・・
ドバイ旅行の写真を探してみますね、
はいっ、見つかりました!!、ちょっと違ってましたね・・・・
こちらは、ドバイの「イブン バトゥータ モール」にある、スターバックスコーヒーのお店です。
世界一美しいスターバックスコーヒーのお店と言われていました。
その天井には、モザイクタイルでこのような形に・・・・・凄いスケールでしょ!!
天井も高くて、モザイクタイルの飾りも映えますよね~。
日本のイオンモールなんて目じゃないですよ。
「世界一美しいスターバックス」 イブン バトゥータ モール ←2018年9月1日に行ったドバイ旅のブログはこちらです
さて、世界のタイル美術館に話を戻します。
洋館に使われている、暖炉や壁飾りのタイルです、
タイル張りのトイレルームも素敵だし、便器にも装飾がありますね。
桜やヒマワリのモザイク模様の壁があったり、
階段もタイルで飾られています。
ストーク・オン・トレントを訪ねて・・・・・・イングランド中部にあるイギリスの陶器産業の里だそうです。
西洋のタイルも素敵ですね。
タイルで大きな作品を描いてますね。
そして、この焼き物は・・・・帝国ホテルの旧本館とライトだそうです
常滑焼藏元の初之烝・長三郎親子(INAXの創業者とその父)は、やきものの技術を買われ、
フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館の外装タイルを製作するためにつくられた
「帝国ホテル煉瓦製作所」の技術顧問に招かれました。
二人はその力量を発揮し、大正7年から10年の間に250万個のスクラッチタイル、150万個の穴抜け煉瓦、
そして数万個もの装飾タイルを限られた期間で大量生産したのです。
設計者ライトが望んだ色あいや表情のままの魅力あるデザインを、建築部材として求められる高い品質で完成させ、
ライトが残した名建築としてその美しさを誇りました。
帝国ホテル旧本館は昭和42年、設備の老朽化などから解体されましたが、
その玄関部分は下の写真のように博物館明治村(愛知県犬山市)で復元されてます。
、
装飾タイルは「INAXライブミュージアム」にも保管されています。
帝国ホテル煉瓦製作所は、タイルの納品完了と同時に閉鎖されましたが、
初之烝・長三郎親子は、ここで働いていた社員を当時経営していた工場に雇い入れました。
これによってタイルの製造技術も高度化した匿名組合伊奈製作所は1924年に発展的解消をして、
伊奈製陶株式会社が誕生することになりました。
次回は、明治大正時代の建物を飾る「テラコッタ」をご紹介したいと思います。