2021年9月20日
愛知県常滑市にある「焼き物の散歩道」を歩いています。
廻船問屋龍田家と土管坂方面に進みます。
黒い板壁の家屋を縫って、散歩道は続いています。
ここのお宅の土留にも土管が使われています。
常滑では普通にみられる風景ですよ
さり気なく道と駐車場の境に土管が置かれていたりしています。
廻船問屋龍田家に到着です。
あれま・・・・施設は緊急事態宣言のため閉鎖されていました。
仕方がないので迂回路を進みましょう。
廻船問屋龍田家の敷地の南側に坂があります。
右手には焼酎瓶がきれいに整列されて埋め込まれていますね。
地面には、これまた焼き物が埋め込まれていて、デザインが美しい!!
埋め込まれているのは、土管を焼いた時に使った焼き台「ケサワ」なのだそうです。
廻船問屋龍田家の正門も閉ざされてます
廻船問屋瀧田家は、江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた瀧田家の住宅です。
いつもは、1850年頃に建築された建物を復元・整備して公開されていますが、緊急事態宣言で閉ざされていました。
隙間から何の様子を伺いましたら井戸が見えました。
通用門も閉ざされてますね。
この坂の名前は「でんでん坂」といいます。
この名前が付いたのは、廻船問屋時代の歴史が関係しています。
綺麗に並んでいるのは電路菅です。
昔は中に電線を通して使用していたたようです
土管の排水路・・・・昔はよく見かけましたが今ではほとんど見られませんね。
ふるさとドミノ挑戦隊の記念タイルです。
でんでん坂の由来は、南側の山が廻船を見張る「伝の山」だったことから、でんでん山といったそうです。
昔はこの山から船が来るのを見張っていて、船が来るとでんでん坂を駆け下りて知らせたそうです。
今は・・・・ほとんど海が見えませんね。
昔は「常滑の雀は黒い」と言われていたほど、窯の煙で濁っていた空なのですが・・・・
今は、煙突からの煙もなく、とても綺麗な空になっています。
常滑で有名な土管坂にやってきました。
土管坂休憩所がありましたが、こちらも閉鎖されていました。
でも、土管坂の前にオープンスペースの休憩所があるのです。
ちょつとしたガーデンにもなってます。
楽しい顔の焼き物がお出迎えしてくれました。
趣向がバラバラですが、常滑役のバリエーションが豊富なのでしょう。
小っちゃくてかわいい置物ですね。
神戸を垂れた土管の方向にあるのが土管坂です。
陰になってしまい、写真写りがいまいちです。
右には焼酎瓶がうずたかく積まれていて・・・・・
左には大きな土管が積まれています。
坂の上が見るとこんな感じです。
散歩道をしばらく歩くとお店も見えてきました。
このお店の土台には焼酎瓶の底の部分が使われています。
進むべき方向が道に埋められた焼き物で分かります。
次は登窯広場のようですね。
その様子は次回にて。