2021年4月3日
吉野山を上千本から中千本へと散策し、吉水神社まで下山してきました。
吉水神社は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つにもなっている有名なところです。
坂道を登っていき・・・・
入山料を入れて門をくぐります。
(ここは無人なので入山料を入れないで通過する悲しい人達も多くいました)
境内から見る桜景色は「一目千本」と呼ばれ吉野山を代表する必見桜スポットになっています。
まずは参拝いたしましょうね。 でも・・・・そこには長い行列が・・・・・行列ができるのは訳があるのです。
吉水神社の参拝作法が「2礼、17拍手、1拝」なのです。
神様が17神おいでだそうで、なので17回拍手するのだとか、
17拍も手を叩くので数がわからなくなりそうですが、4拍を4回叩き、あと1回叩けば17拍になるそうです。
みんな、そんな感じで拍手してましたよ。
吉水神社は、南北朝時代に後醍醐天皇が行在所(仮の皇居)としたこともある由緒正しい神社です。
「年月を 心にかけし吉野山 花の盛りを今日見つるかな」豊臣秀吉
豊臣秀吉が吉野の大花見をしたときに、吉水神社が花見の本陣になったそうです。
この花見に際して、秀吉自ら基本設計を行った庭園なのだそうです。
安土桃山時代の華やかさを今に伝える桃山様式の日本庭園ですね。
ここには、大勢の観光客が押し寄せます。
吉水神社境内から「一目千本(ひとめせんぼん)」が見られるからなのです。
こからは中千本、上千本の桜を同時に見渡す事ができます。
山に広がる桜風景はダイナミックかつ繊細なのです。
曇り空なのが残念無念
豊臣秀吉が、ここで盛大な花見をした・・・・・さぞかし盛大だったでしょうね。
桜の献木や絵馬奉納、おみくじもできますね。
昔の事・・・・・
義経の追手が大声で叫びます。
「この寺に義経が隠れているであろう、出て参れ !」
追手の声を聞いた弁慶は、顔を真っ赤にして傍にあった釘を2本抜き表へ出ると、
追手のど真ん中にあった岩に全身全霊の力を振り絞って、その親指で釘をぶち込みました。
それが弁慶力釘なのですね。
豊臣秀吉も花見の際に「力をもらいたい・・・・力を!!」と言って弁慶力釘に触れたそうです。