2021年3月20日
巌立公園から三ツ滝コースをハイキングしています。
昨日は、巌立公園から三つ滝までをご紹介しましたが、今日は溶岩台地を通り、
どんびき平~あかがねとよを巡るコースになります。
ここから先の道は、少し険しくなっていきます。
まるで獣道のような細い道が続きます。
「スギ」・・・・・花粉症の人は見たくない文字ですね。
道は、つづら折りになっていて、どんどんと高度を上げていきます。
もうずいぶん来たような気がします。
なんと・・・・一合目という案内標識がありました。
古い石の道標にも一合目と刻まれています。
この道は、旧御嶽登山道なのだそうです。
一合目ということは、滝巡りの地図によると、まだ1/4程度しか来ていませんね。
体感的には半分来たような感じがします(登りできつかったから)
熊に注意の案内標識が・・・・・・暖かくなってきたから冬眠から目覚めているでしょうね。
クマ除けの鐘は、森林鉄道のレールを切断したものをぶら下げてありました。
ハンマーで思いっきり叩いてみると・・・・・・キィーン~~~、いい音がしましたよ。
誰かが上着を脱いで、置き忘れてますね~
この日はポカポカ陽気で暖かでしたから、私も一枚脱いでいます。
駐車場からここまでは800mですか~、感覚的には、2キロほど歩いた感じがします。
あと2kmですか、頑張りましょう。
ここから先は、道が平坦になり歩きやすくなりました。
落ち葉で地面が見えませんが、これが溶岩台地の上なのでしょう。
滝見遊歩道は、旧御岳登山道とも書かれていますね。
さっきの一合目の標識は、御岳山の一合目なのでしょうか。
先を進みましょう。
目の前に開けた場所が出てきました。
ここは、御嶽溶岩流に出来た湿原で「どんびき平湿原」と呼ばれています。
踏み込み立ち入りを禁止しているようです。
春の使い、ふきのとうも頭を出していましたよ。
ここから先は下り坂になっていて「あかがねとよ」へ向かいます。
「五反門の下り戸」と書かれてますが、どういったところなのか説明書きが欲しいですね。
熊に注意・・・・・クマに注意していても出会ったらどうしよう・・・・・
そこのところが書かれてない・・・・・うぅ~
しもべり橋を渡ります。
しっかりした橋なので揺れません・・・・・やっぱり揺れた~、あははっ!!
下は怖くて覗けませんよ、これが限界の撮影です。
橋を渡ったら、林道に合流します。
大雨により道が崩落していて、ここから先の根尾の滝方面への道は通行止めになってます。
私たちは、唐谷林道を下って駐車場まで戻ります。
林道の途中に、河原へ下る道がありました。
唐谷滝とあかがねとよ方面に行く道です。
環境維持協力金の支払いを求められますが、先ほどおじさんに支払っているのでパスします。
散策路の整備に使われるのでしょうね、ご苦労様です。
平均台みたいな橋を渡り・・・・
おっと、よそ見していてはいけませんね。
足元注意の表示もあります。
まずは、「あかがねとよ」の滝へ行ってみましょう。
「あかがねとよ」とは、赤く苔むしていて銅の樋のような滝なのだとか。
あかがね=銅 とよ=樋
この季節は、赤く苔むしてはいませんね。
でも、滝つぼのエメラルドグリーンの色がとても綺麗です。
それに、透明度がメッチャ高いんですよ。
川底にも溶岩が見られますから、溶岩の微細な穴でろ過されているのでしょうか。
次は、からたに滝です。
ここも御岳山の柱状節理の溶岩で固められているようですね。
ドド~ッという音が響いてきます。
この滝の水も透明感が半端ないです。
マイナスイオンをメッチャ浴びてます。
血圧を正常にしたり自律神経の鎮静化の効果が期待できますよ。
この木が生い茂っているところが、さっき通ってきた溶岩台地なのでしょう。
足元にも、マグマが流れた跡が観察できますね。
さて、心がリフレッシュしたところで林道へ戻ります。
降りてきたときは気が付かなかったけど、こんな急坂だったのね~
林道を車に注意しながら歩きます
(結果は一台も車を見かけることはありませんでした)
あと2.2km・・・・なだらかなので直ぐに到着しそうです。
そろそろお腹も空いてきたし・・・・
温泉の食堂で美味しいものを食べたいです。
眼下には清流が流れています。
日本一の溶岩流の立て札がありました。
あたりを見回して・・・・多分あの山肌が溶岩流の跡なのでしょう
今は枯葉に覆われていてよくわかりませんでした。
でも、所々、溶岩が顔を出してますね。
林道は、柱状節理の岩肌を縫って進みます。
こんな清らかな清流でも、大雨の時は牙をむくのだから恐ろしいです。
最近はめっきり見ることが無くなった「警笛ならせ」の道路標識がありました。
ぶつかったら・・・・谷底へ転がり落ちますぞ~
こんな大きな岩も、谷底へ落っこちずに頑張っています。
谷底は綺麗な清流なのですよ。
さて、林道と遊歩道の分岐点にやってきました。
ここで、滝見遊歩道方面に進むと、行きに見てきた三ツ滝に行くことができます。
私たちは、このまま林道を真っ直ぐ駐車場へ向けて進みます。
林道から眺める滝も少し遠くになりますが、それはそれでいいものです。
行きに通ってきた鉄の遊歩道も見えますね。
下り坂なので(標準語訳:お腹が空いたので)足取りも早いです。
あっというまに、駐車場へ戻ってきました。
約二時間のマイナスイオンを浴びる散策は、とても心が癒されましたよ。
これから、体を癒しに温泉へ・・・・・その前に、お腹を癒しに食堂だ~
つづく