天女降り立つ浪漫の島「竹生島」へ  | cotsplaceのブログ

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2021年3月6日

 

長浜から朝一番の便で竹生島に来ています。

昨日は「かわらけ投げ」の様子をご紹介しましたが、今日で竹生島は最終回となります。

 

かわらけ投げから帰る途中、見つけた立て札には日本五弁天が書かれています。

三大弁天ならよく見かけますが五弁天とは・・・

 

 

日本三大弁天とは、
・竹生島 宝厳寺竹生島神社
・宮島 大願寺
・江ノ島 江島神社
・天川村 天河大弁財天社
・金華山 黄金山神社
のうち上から三社を上げることが多いものの下の二社も入れ替わって三大弁才天となる場合もあるようで、
ならば含めて五大弁天としているようです。

 

 

財布に入れるとご利益があるピッカピカの副小判がありました。

新しく買い求めたものを財布に入れて、今までお世話になった副小判を返納します。

 

 

弁才天は七福神の一員として有名ですが、財宝神として崇められることから「弁財天」ともいわれるようです。

 

 

帰り道、舟廊下の近くに、黒龍大神、黒龍姫大神と書かれたお社がありました。

黒龍堂という場所です。

 

 

黒龍堂の右側に黒龍が湖から昇ってくると伝えられている御神木があったようなのですが、写真を撮ってないんですね。

 

 

楽寿観世音菩薩です
楽寿観音とは、すべての悩みを聞いて下さり、豊かな老後を見据えて安楽と健康長寿のご利益をもたらして下さる観音さまです。

 

 

かわらけ投げで失敗したので、ここでぼけ封じのお祈りもしてきましたよ。

 

 

さあ、階段を上がって弁才天堂へ参りましょう。

 

 

手を清めて・・・・

 

 

ご本尊である弁才天像を祀ることから弁才天堂の通称で親しまれているところです。

 

 

線香とろうそくを買ってお参りします。

買ったろうそくが和蝋燭だったので、とてもご利益がありそうです。

 

 

ここから三重塔に行く途中に「もちの木」がありました。

 

 

1602年(慶長7年)に豊臣秀頼の命を受け、普請奉行の片桐且元が観音堂、唐門、渡廊下を移築したときに、記念にお手植えされたものだそうです。
 

 

片桐且元とは豊臣秀頼の後見役の方です。

賎ヶ岳合戦で七本槍の一人として名をあげ、秀吉のもとで検地・作業奉行として活躍されました。
秀吉の亡き後に家康により豊臣色を薄める政策がとられ、その一連の流れのなかで、豊国廟の縮小を余儀なくされました。

秀頼は、その遺構を残すべく片桐且元に移築の命を与え、ここにお手植えの木が残されたのだとか。

 

 

平成12年に、江戸時代初期に焼失した「三重塔」を約350年ぶりに復元したものです。

 

 

古来の工法に基づいて建築された三重塔となっています。

 

 

宝厳寺の宝物殿は、湖国における文化財の一大宝庫といわれているそうですが、残念ながら休館中でした。

 

 

新型感染症の影響で密を避けるためなのでしょうかねぇ~、残念でした。

 

 

さて、竹生島の目ぼしいところは一通り回ったので港に帰ることにいたします。

 

 

階段を下りたら、ご褒美に美味しいものを・・・・・

 

 

港には、次の船が到着しましたね、赤色の素敵な船でしたよ。

 

 

彦根から到着した船のようでした、私たちの乗る船(長浜行き)ではありません。

 

 

気になっていた食べ物の一つ、弁天芋餅です。

 

 

芋餅に海苔がつけられて焼かれています。

 

 

少し大きめのみたらし団子風なのですが、もっちもちで美味しいですよ。

 

 

當嶋水際八丁殺傷禁断也

一丁は110m程ですから、約1kmの範囲は殺傷禁断なのですね。

 


「新緑の毬とうかべり竹生島 白水」の句碑もあります。

 

 

隣には「琵琶湖八景 深緑竹生島沈影」と書かれた大きな石碑も

 

 

琵琶湖の観光名所も書かれてました。

 

 

竹生島はこんな感じですが・・・・一応、総て廻ってきましたよ。

 

 

琵琶湖周航の歌碑もありました。

琵琶湖の美しい自然と、周航のロマンを情緒豊かに歌い上げたこの歌は、時代を越えて歌い継がれる名曲です。

石碑には、4番の歌詞が刻まれてました。

 

 

琵琶湖周航の歌

1.われは湖(うみ)の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
昇る狭霧(さぎり)や さざなみの
志賀の都よ いざさらば
2.松は緑に 砂白き
雄松(おまつ)が里の 乙女子は
赤い椿の 森陰に
はかない恋に 泣くとかや
3.波のまにまに 漂えば
赤い泊火(とまりび) 懐かしみ
行方定めぬ 波枕
今日は今津か 長浜か
4.瑠璃(るり)の花園 珊瑚(さんご)の宮
古い伝えの 竹生島(ちくぶじま)
仏の御手(みて)に 抱(いだ)かれて
眠れ乙女子 やすらけく
5.矢の根は深く 埋(うず)もれて
夏草しげき 堀のあと
古城にひとり 佇(たたず)めば
比良(ひら)も伊吹も 夢のごと
6.西国十番 長命寺
汚(けが)れの現世(うつしよ) 遠く去りて
黄金(こがね)の波に いざ漕(こ)がん
語れ我が友 熱き心(むね)

 

加藤登紀子さんの歌で有名になりましたね
 

 

現在の竹生島は、カワウの被害で困っているそうで・・・・・

 

 

島の北部や西部の樹木がカワウの営巣による糞害で枯死してしまっているようです。

 

 

當嶋水際八丁殺傷禁断也の島なのですが、銃によるカワウの駆除は致し方ないことなのでしょうね。

 

 

さて、約75分の竹生島観光も終わりとなりました。

港から長浜へ向けて船が出発します。

 

 

曇り空が残念ですが、雨に降られなかっただけでも有難いです。

 

 

だんだんと、竹生島が小さくなっていきます。

 

 

3回にわたって竹生島観光記をご紹介しましたが、これで終わりとなります。

 

長浜に到着したら、ちょうどランチタイムの時間です。

今日は、どちらで食べましょうかねぇ~