二見ヶ浦の賓日館 | cotsplaceのブログ

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2017年8月19日

 

列車で伊勢旅の続きです。

 

伊勢神宮の外宮と内宮に参拝した後、二見ヶ浦までやってきました。

 

JR参宮線の二見浦駅前の道を真っ直ぐ歩いて10分程度、

松の生い茂る海岸へやってきます。

 

 

日本の渚百選の石碑も、松の若木が邪魔して見にくいですね。

 

 

とても綺麗な海岸線なのですが、・・・・・・

何故か柵で覆われていて、水辺に行くことが出来ませんでした。

 

 
海岸縁を少し歩いていくと、立派な建物が見えてきました。  

賓日館「ひんじつかん」と書かれています。

   

 

賓日館は、皇族や要人の宿泊施設として二見ヶ浦に建設された旅館です。

明治20年に竣工し開館したそうです。

 

 

現在は資料館となっており、唐破風の正面玄関や庭園、旧客室等、当時の一流の建築家や職人の技が随所に見られる気品のある建物です。 

 

 

2010年に国の重要文化財に指定されています。

ちょうど、「賓日館にいそうな妖怪展」「夏休み子供チャレンジクイズ」「むかしの道具調べ」の催しがありました。

 

 

早速、問題がありましたよ。  「賓日館」・・・・・、読めますよね。

 

 

第二問 神様の使いは・・・・

 

 

階段の手すりにヒントがありました。

 

 

有名な彫刻家の、楠の一木彫りだそうです。

 

 

建物はとても品があります。 

皇族や要人の宿泊施設なのですから、当時の贅を尽くしたのでしょう。

 

 

建物は、中庭を取り囲むように建てられています。

 

 

廊下に橋の欄干が・・・・面白い作りです。

 

 

昔の道具展の一部です。

木製の冷蔵庫は、氷を入れて冷やしました。

最近は氷屋さんなんて見かけなくなりましたね。

 

 

扇風機に湯たんぽです、

このあたりの品は、記憶に残っているかもしれません。

 

 

炭火アイロンですか、これは知りません。

 

 

蚊帳が吊られてますね。

子供の頃、寝る前に部屋の中に蚊帳を吊ったものです。

 

 

障子紙には、無数の目が・・・・実は、私も書いたんです。

 

入館した時に、「皆で目々連を作ろう」ということで、お気に入りの目を書いて障子に貼りました。

 

「目々連」とは、夜の障子にびっしりと目が映るという妖怪です。

人を驚かせる以外に特に悪さはしないようです。

 

 

あちらこちらに、妖怪の解説が書かれています。

 

 

七夕の短冊のように、妖怪が吊るされています。

 

 

贅を尽くした建物なので、座敷童子はいる様な気がしました。

 

 

加牟波理入道も、居る様な気配を感じます。

ここではトイレに行くことが出来ません。

 

 

最近話題の将棋ですが、妖怪たちが楽しんでいるのでしょうか。

 

 

何処の部屋も素晴らしいです。

 

 

玄関先は、二見ヶ浦の海が見えますね。

 

 

桃山式の大広間は舞台付きの120畳敷です。

 

  

流石に伊勢の迎賓館と言われるだけあって、

和風建築のなかにもシャンデリアがあり豪華で格調高くなってます

 

 

ここで、皇族の方々と要人の皆様で、楽しい宴が催されたのでしょうね。

 

 

窓から見える庭園は、砂利道をぐるりと周回できるように作られていました。

 

 

礼宮文仁親王殿下(現秋篠宮殿下)も御来館されているようでした。

 

 

さあ、夫婦岩へ向かいましょう。

 

つづく