「もちろん!」と仰る方は小学生の子供と関係のある方ですね。
小学生のお子さんのいる方は、地区によっても違いはありますが、この“立哨当番”というものを経験します。
通学途中の道を渡る際に立っていて
子供の安全を見守る人です。
「旗当番」とも呼ばれます。
昔「緑のおばさん」という愛称で呼ばれる方達がいました。
正式には「学童交通擁護員」と言うのだそうです。
その制度は廃止になったそうです。
今は小学生の子供が居る人が交代でお互いに子供達の安全を守るようになっているのです。
立哨の「哨」の字は
「見張りをする」とか「見張り番」という意味を持ちます。
「口を小さく縮める」という意味から作られた文字だそうです。
見張り番は出入り口に立ってそれまでは広がっているものを集めて細くしますものね。
成る程です。
さて、この立哨当番。
これ迄何度かやってきて思うのは
いつもとは違う視点からものを見られることです。
“役目”という事の意味です。
何の役目でもない人がただ横断歩道の前にずっと立っていたら昨今は少々あやしい感じです。
今は変わったことをする人が目に付きやすい時代です。
でも、旗当番という役目を担った瞬間、自分はその“役の人”になる訳です。
堂々とそこに立っていることが許される人になるのです。
通り過ぎていく子供達に「おはよう」「行ってらっしゃい」「気を付けて」と声を掛けても全然おかしくない。
“役目”という目には見えない決まり事。
これが人の心理的にもたらす人への影響の大きさを学問的ではなく、自分の実感としてヒシヒシと感じることが出来ます。
「自分は今、どういう役割でそこに居るか」
子供達のグループが来るのを待つ細切れの数分間は、人が担う役割というものについて一人考え、味わえる時間でもあります。
<おまけ>
この立哨当番の時は、いつもとは違う朝の時間になります。
子供が家を出るより早く自分が家を出なければなりません。
気持ちもいつもとは違う方に向いています。
そんな時、気を付けなければならないのが忘れ物。
給食セットや水筒など、子供に持たせるべき物を忘れがちなので注意が必要です。
私もこの後、忘れ物を届けに行くことになった訳です。
「そうそう、ありがちー」と頷いてくださった方、どうもありがとうございます。