日本美術が笑う展&笑い展@森美術館(六本木ヒルズ)
記事を書くことが久しぶりです。
というのも、しばらく修士論文を提出するので、引きこもっていて、美術鑑賞をしていなかった、というのがありますが。また、あちこち観にいって記事を書けるようにしていきたいです。
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さて、今回は、東京は六本木(乃木坂)国立新美術館 に行くつもりだったのですが、行ってみたら火曜休館!
関西は大抵の美術館が月曜休館なので、油断してました。東京メトロ乃木坂駅から直結してるんですが、そこの警備員さんに追い返されました。ああん。残念。なかなか東京方面には行けないので、次に行くときこそっ!
そういうわけで、そこから徒歩圏内の六本木ヒルズは森美術館 に行って参りました。森美術館といえば、前回訪れたときは、レオナルド・ダ・ヴィンチ展をやっておりました。
今回は「笑い」をテーマに縄文から20世紀初頭までの日本美術を取り上げた「日本美術が笑う展」と現代アートの「笑い展」が開催されていました。さらに、グレゴリー・コルベールのanimal totems という展示も行われていて盛りだくさんでした。
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「日本美術が笑う」展では、縄文の埴輪から、江戸の絵巻物、若冲、蕭白、応挙などの豪華なラインナップ、神仏像まで、幅広いジャンルの作品が、「笑い」という軸を中心に絢爛豪華に並べられていました。
美術館内は、壁などの地が黒いんですが、それがなんともいい雰囲気をかもし出していました。
若冲の白象図にあった解説に、動物を真正面から捕らえる斬新さについて書いてあり、そうすることによって人間性を見いだすから笑っているように見える、というようなことをベルグソンを引いて述べている箇所があって、なるほど、と思ったりしました。
展覧会をみているあいだ、終始笑顔になってしまう自分を見いだしていたのですが、なるほど、象のなかに笑いをみる自分がいるとして、それは、自分が笑っているに過ぎないのかもしれない、という孤独をまず感じました。しかし、そこに笑いを見いだした芸術家たちとは繋がっているようにも思えました。そして笑顔を与えてくれる芸術に、薄っぺらいかんそうかもしれないけれど「癒され」たりもしました。
芸術が、笑いを与えるものであるとか、笑うものであるとか、そういう企画意図は「わざとらしい」けれども好感が持てるなあと思いながら、たくさんの作品を見ました。
芸術家というのはどの時代にも、娯“楽”の部分に絡むのであって、ものすごく政治的なにおいのすることをやっていても、シリアスになり過ぎない何かがあるなあと思います。音楽で言えばショスタコーヴィチがスターリンなどの社会政権下で不本意ながらも音楽を書き続けたというようなエピソードもあるけれど、芸術家ってのは、政治家や学者のように直接的な言語的言及をする人々に比べて、どこかSense of Humorがあって、それを守ることができるんじゃないかと。まあ偏見ですけれども。
だから、セットで行われている、現代アートの「笑い展」の意味合いがはっきりしてくる。日本の畳敷きの部屋でびんらでぃんが飲んだくれてるビデオを流している作品とか。各国首脳っぽい人形が背広を着て匍匐前進し続けている作品とか。政治的な皮肉を笑いに転化しておくことで、相手に押し付けないけれど考えさせることが可能になるのが、芸術の“効果”かもしれませんね。とはいえ、効果をねらって芸術をやってるのかは謎なんですが。
個々人にはそれなりの主張や願いがあって、それを結実させるとき、人を笑顔にさせることができて、その上でなにかできると、いいよね、と思いました。
*
グレゴリー・コルベールの展示は、映像と大きな写真でした。ライオンと少年などが砂漠で共存しているような映像や写真で、これが合成じゃないというのがすごかったです。肉食獣とたわむれるというか。しかもとても静謐で、凛としている。セピア色の映像と、踊るような足取りの登場人物や動物たちが強く印象に残りました。
お台場でもなにかやっているみたいなので、チェック!(URL )
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2007年1月27日[土]-5月6日[日]
森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00-22:00|火10:00-17:00|
いずれも入館は閉館時間の30分前まで3/20(火)、5/1(火)は開館時間を22:00まで延長
<会期中無休>
入館料(前売り):
一般1,500(1,200)円
学生(高校・大学生)1,000(900)円
子供(4歳以上-中学生)500円
※表示料金に消費税込※本展のチケットで笑い展、MAMプロジェクト005(但し2/28~)および展望台 東京シティビューにもご入館いただけます。※ご利用当日のみ有効
というのも、しばらく修士論文を提出するので、引きこもっていて、美術鑑賞をしていなかった、というのがありますが。また、あちこち観にいって記事を書けるようにしていきたいです。
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さて、今回は、東京は六本木(乃木坂)国立新美術館 に行くつもりだったのですが、行ってみたら火曜休館!

関西は大抵の美術館が月曜休館なので、油断してました。東京メトロ乃木坂駅から直結してるんですが、そこの警備員さんに追い返されました。ああん。残念。なかなか東京方面には行けないので、次に行くときこそっ!
そういうわけで、そこから徒歩圏内の六本木ヒルズは森美術館 に行って参りました。森美術館といえば、前回訪れたときは、レオナルド・ダ・ヴィンチ展をやっておりました。
今回は「笑い」をテーマに縄文から20世紀初頭までの日本美術を取り上げた「日本美術が笑う展」と現代アートの「笑い展」が開催されていました。さらに、グレゴリー・コルベールのanimal totems という展示も行われていて盛りだくさんでした。
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「日本美術が笑う」展では、縄文の埴輪から、江戸の絵巻物、若冲、蕭白、応挙などの豪華なラインナップ、神仏像まで、幅広いジャンルの作品が、「笑い」という軸を中心に絢爛豪華に並べられていました。
美術館内は、壁などの地が黒いんですが、それがなんともいい雰囲気をかもし出していました。
若冲の白象図にあった解説に、動物を真正面から捕らえる斬新さについて書いてあり、そうすることによって人間性を見いだすから笑っているように見える、というようなことをベルグソンを引いて述べている箇所があって、なるほど、と思ったりしました。
展覧会をみているあいだ、終始笑顔になってしまう自分を見いだしていたのですが、なるほど、象のなかに笑いをみる自分がいるとして、それは、自分が笑っているに過ぎないのかもしれない、という孤独をまず感じました。しかし、そこに笑いを見いだした芸術家たちとは繋がっているようにも思えました。そして笑顔を与えてくれる芸術に、薄っぺらいかんそうかもしれないけれど「癒され」たりもしました。
芸術が、笑いを与えるものであるとか、笑うものであるとか、そういう企画意図は「わざとらしい」けれども好感が持てるなあと思いながら、たくさんの作品を見ました。
芸術家というのはどの時代にも、娯“楽”の部分に絡むのであって、ものすごく政治的なにおいのすることをやっていても、シリアスになり過ぎない何かがあるなあと思います。音楽で言えばショスタコーヴィチがスターリンなどの社会政権下で不本意ながらも音楽を書き続けたというようなエピソードもあるけれど、芸術家ってのは、政治家や学者のように直接的な言語的言及をする人々に比べて、どこかSense of Humorがあって、それを守ることができるんじゃないかと。まあ偏見ですけれども。
だから、セットで行われている、現代アートの「笑い展」の意味合いがはっきりしてくる。日本の畳敷きの部屋でびんらでぃんが飲んだくれてるビデオを流している作品とか。各国首脳っぽい人形が背広を着て匍匐前進し続けている作品とか。政治的な皮肉を笑いに転化しておくことで、相手に押し付けないけれど考えさせることが可能になるのが、芸術の“効果”かもしれませんね。とはいえ、効果をねらって芸術をやってるのかは謎なんですが。
個々人にはそれなりの主張や願いがあって、それを結実させるとき、人を笑顔にさせることができて、その上でなにかできると、いいよね、と思いました。
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グレゴリー・コルベールの展示は、映像と大きな写真でした。ライオンと少年などが砂漠で共存しているような映像や写真で、これが合成じゃないというのがすごかったです。肉食獣とたわむれるというか。しかもとても静謐で、凛としている。セピア色の映像と、踊るような足取りの登場人物や動物たちが強く印象に残りました。
お台場でもなにかやっているみたいなので、チェック!(URL )
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2007年1月27日[土]-5月6日[日]
森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00-22:00|火10:00-17:00|
いずれも入館は閉館時間の30分前まで3/20(火)、5/1(火)は開館時間を22:00まで延長
<会期中無休>
入館料(前売り):
一般1,500(1,200)円
学生(高校・大学生)1,000(900)円
子供(4歳以上-中学生)500円
※表示料金に消費税込※本展のチケットで笑い展、MAMプロジェクト005(但し2/28~)および展望台 東京シティビューにもご入館いただけます。※ご利用当日のみ有効