青森県立美術館(1) | cotory lab. of ART

青森県立美術館(1)


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今夏は、青森旅行をしました。京都からだとかなり遠い部類の土地なのですが、とても良いところでした。

その旅のメインの目的、今夏オープンの青森県立美術館について書きたいと思います。


まず、建物。

青木淳の設計です。

やはり彼はクレバーで柔らか頭なんだなというのを感じる建物でした。

彼の狙いは、ホワイトキューブでない、作家をホワイトキューブで縛らない展示場ってことだったと思うんですが(講演会で聞いた)いろんな意味で圧倒されました。

この土地は、三内丸山遺跡に隣接していて、それをモチーフに、穴を掘る。発掘の穴のメタファー。
その上から白い構造体をかぶせる。土の穴、白いふた。どちらも凹凸があって、そのかみ合わせの悪いところを作ってやる。そこに隙間が生まれる。そうして、白い空間、茶色の空間、白と茶色の空間ができあがる。そのいろんな市松模様のなかに展示室を置いていく。計画された人工的な必然性というものをなるべく表に出さない空間。それが青木淳の出したひとつの答え。

かなり大きな建物で、周りに何もないので、空の青と、建物の白(レンガ造り風)、雑草や森の緑があいまって、ひときわ美しいのでした。

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オープンにあたっては、青森県がなぜか三枚も所蔵している高さ9m×幅15mのシャガールの幕絵「アレコ」を中心としたシャガールの特別展と、青森ゆかりの作家の常設展示が行われていました。

アレコは、本当は四枚の絵。最後の一枚は、フィラデルフィア美術館にあるのですが、それを借りてきて、史上初、四面同時展示(舞台のときは幕ごとに一枚一枚変わったのです)。
アレコのために、高さが19m、奥行き25m四方の部屋が青森県立美術館にはあります。小ぶりのビルならはいっちゃいます。そんなとこに、シャガール。その部屋の存在を聞いた瞬間から、もう行くことが決定していました。