肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」@神戸市立博物館 | cotory lab. of ART

肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」@神戸市立博物館

ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」

@神戸市立博物館(web )
2006-04-15(sat)- 05-28(sun)
10:00-17:00 (金土:-19:00)

▽巡回会場
06-17(sat) -08-27(sun)@名古屋ボストン美術館
10-21(sat)- 12-10(sun)@江戸東京博物館

web
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これは、会期のはじめのほうに行きました。
浮世絵といったら、版画しか知らなかったのですが、なんと、その絵師たちの肉筆の浮世絵がアメリカの富豪によって100年前くらいに買い取られて海の向こうで保存されていたそうなのです。


版画では、色はべた塗りになってしまいますが、肉筆だからこそ、微妙で繊細な色合いが出ていて、肌の色などもものすごく綺麗でした。

それに、着物の色の鮮やかさ、そして、細かく繊細に、かつ大胆に描かれた柄。江戸の文化はこんなにも豪華絢爛だったのか、と改めて驚嘆しました。

すばらしい作品がたくさんある中でも、北斎の作品にやはり目が奪われました。
「朱鍾馗図幟」といって、端午の節句にこいのぼりと一緒にあげられたものだそうですが、こういうものはめったに残っていないそうです。

2mを超える長さの布に、等身大かそれ以上に朱で描かれたこの人物に、魔力にも似た強い力を感じました。

線の折り返しの部分などの描かれ方の力強さが、本当に恐ろしいほど蠢きをかんじて、すごかったです。

美人画ももちろんすごかったし、それ以外に、歌舞伎や春画もありました。掛け軸のほかに、看板、屏風や、布、巻物など、一点一点すばらしいものばかり、大量にあって、博物館を出るときには、息切れしていたくらいでした。

百鬼夜行図もあり、ゲゲゲの鬼太郎で見たようなお化けの絵もありました。一つ目のお化けとか。でもそれも色鮮やかで綺麗でした。

ただの美人画といっても表情がいろいろなことを物語っていたりしておもしろかったし、画面の中でのポーズの決め方、流し目、髪型、そしてもちろん着物の色(かさねの色合いの鮮やかなこと)模様。すべてにおいて、豪華。

風俗を描いた登場人物のたくさんいる屏風なども、多種多様な場面が一枚の面に描かれていて、見るのに時間がかかった。

いろんなものがあったけれど、とにかく、本当に大満足、の展覧会でした。まだの方はぜひ。

神戸は今週末まで。そのあとは名古屋、東京であるようです。