いよいよ道具も揃えて車にもキャリアを付けていざ海へ!
もう脳内の自分は波しぶきを立てて華麗に水面を滑っていました。
しかし現実は・・・はい、甘くないです。
ただひたすらに足が着く位岸寄りの白波に地底を蹴って乗ってみることの繰り返し。
ハワイではもっと気持ち良く乗れた筈なのに・・きっとラッキーだったのでしょう。
あと波の質が違うというかうねりの強さが違うので、パドルでしっかり初速をつけてやらないと乗れないのです。そのうち息も切れてすぐに肩はパンパンに・・。
ロングボードにしとけと言われたのが耳にこだましていたのは言うまでもありません。
波打ち際で四苦八苦していると、誰かが沖の方から華麗に波に乗ってこちらに向って来るじゃないですか!しかもこっちが居ると分かっている筈なのに方向転換するでもなく真っ直ぐに自分に向って来る。危うくぶつかりそうになって「危ねえな、この野郎!」と言いかけたその瞬間、相手の方から
「どけよ!てめぇ!」
「は?(そっちの方が上手いんだからよければいいじゃん・・?)」
目が点になってると相手はさっさとパドルして沖に引き返して行きました。
このケース、自分の方が悪いんですよね。サーフィンのルールだと。
波に乗っている人が近付いてきたらどんな場合でも乗っている人の方が優先なんです。
初心者であっても必死で進路妨害しないように移動しなくてはならないのです。
その他にもサーフィンのルールは初心者に厳しいルールばかり・・。「なんて不条理な世界なんだサーフィンは!」と思ったものです。
今なら理解出来るんですがそれらのルールはやっぱり第一に安全の為と、上手い人でも良い波に乗れる瞬間は一期一会であってその機会を他人が奪ってはいけないみたいな感覚なのかな。
例え知らずに違反をしていたとしてもマナーを守らないと初心者でも容赦されません。場合によっては袋叩きになんてことも・・。こんな時にショップのシール貼ってるといいよーって事だったんですね(自分はカッコ悪いと思ってすぐ剥がしちゃってたんですが・・)。
なので腕に自信がつくまではひたすらに波打ち際で沖から乗ってくるサーファーに気を使いながら練習するしかないんです。
多くの人がこの辺で嫌になって辞めるんじゃないかな?
自分は辞めませんでした。
「いつか沖デビューして下克上したる!」
フツフツと胸に燃えたぎるものを抱えて足繁く海へ通うのでした・・。
(ま、勿論楽しい出会いや体験も沢山あったんですけどね・笑)
てな訳で今日の一曲・・