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Seed of ...

毎日のなかにあるしあわせのたね。きぼうのたね。えがおのたね。すべては、みらいをつくるもの。

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秋の分。
でけました♪

JRや高速バス、道の駅などで配布中。
オフィスにもあるので、
お声かけくださいましm(_ _)m




・水俣産のジャコと実家の大根葉のおむすび
・ヤーコンの豚肉巻き
・阿蘇デザインファームのキクラゲと
    UETファームの金ゴマ油の中華風味あえ

・ダイコンとツナのサラダ
・たまごやき
・桑田さんのインゲンのゴマあえ
・守口漬け
・いただきものの大分産カボス
・プチトマト


9月のある日。

早朝の芦北町、計石漁港には
風を待つうたせ船がずらりと並んでいました。


遠山さんご夫妻の夫婦船「第二寿福丸」に乗せていただき、
うたせ船漁を見せていただくことに。

(写真右から、遠山正治さん・菊江さんご夫妻、菊江さんの弟の福山幸輝さん)





今季初めてのうろこ雲を見た朝。
山の向こうから昇る朝陽が、空と海を琥珀色に染めていましたっけ。




ぽかりと浮かぶ三ッ島を眺め、
船を走らせること、10分ちょっと。




エンジン音がピタリと止み、
正治さんのかけ声とともに、船上が慌ただしく動き始めました。


大きな丸太を力強く船首へ引っ張り出す菊江さん。





しゅるしゅると音を立ててのぼった帆は
海風をはらんで、船をゆっくりと動かしていきます。




3人がそれぞれに自分の持ち場でてきぱきと動く姿が
とにかくかっこよかったのです。


(↑重石として投げ込む石は、球磨川から拾ってきたものだそう)


(袋網と呼ばれる網を投げ込み、海底からすくい上げるように魚を捕っていきます)


ちなみに菊江さんはお隣の津奈木生まれ。
「嫁いでくるまでは、ロープの結び方もわからず、
義父母にすべてを教えてもらった」のだといいます。




うたせ船漁は、“風と潮のタイミングがすべて”という漁であるがゆえ、
日によって、出航時間も異なるらしく。

「今はもう、みんな大きくなって楽になってきたけど、
子どもたちが小さい頃は、ごはんを食べさせ、寝かせつけて漁に出て、
戻って朝ごはんを食べさせて…と本当に大変だったのよ」
と、教えてくれました。

しかも、菊江さんたちの仕事場は、
1度出たら、容易に戻ってこられない海の上。

遠洋漁業とは違うので数時間単位ではあるけれど、
自然相手の仕事ですから、
一言では言い表せないくらいの
不安や心配事、困難もたくさんあっただろうと想像し。


子育てと仕事を両立させてきた人生の先輩の言葉が、
つくづく胸に染みてきます。

と同時に。

うたせ船漁を営む漁師の息子として育った正治さんの
父に対する憧れの言葉が、ずっしりと響いてくるのです。



「小学校の頃から、休みの日には漁の手伝いに行きよった。
あの頃は今よりもっとたくさんの水揚げがあって、
大漁だった日なんかは、「よし、テレビを買いに行くぞ!」と
現金で大きなテレビをバーンと買ったり。車を買ったり。
羽振りのいい親父がかっこよくてね。
早く親父のような漁師になりたいって思いよったよ」




親の働く背中を見て育ち、
そしてその仕事に、生き方に、憧れる。

シンプルだけど一番説得力のある、子育て論だと思いました。


網を引き上げる時間まで、
男性陣がタチウオ釣りをする傍らで、
菊江さんがおもむろにガラカブ(カサゴ)をさばきはじめました。




…こ、これはもしや!?


きゃーーー!ガラカブのみそ汁!!!!!



(個人的には、伊勢海老のみそ汁よりもガラカブのみそ汁が最強だと思う)


しかも、3時から仕込んでくださったという、
計石漁港名物のエビ飯も。




船上で、しあわせすぎる朝ごはん。。。
今、思い出すだけでも、にんまりしてしまう。

取材陣、気づけば2コ、3コといただいていました(笑)
菊江さん、ごちそうさまでした。


うたせ船ならではの手しごとがもうひとつ。

そう、「帆」です。

これ、市販のものかと思いきや。
帆布を取り寄せ、漁師さんたちが自ら縫っておられるのだそう。
「もちろん、ミシンよ」って正治さんはおっしゃっていたけど、
こうしたところはもちろん、手縫い。


1度作ったら永遠というわけではないので、
数年に1度のペースで一枚一枚新調していくのだそう。


何事も、つづけていくって、大変ですね…。


ちなみにこの日の水揚げはこんな感じ。


透きとおった白エビがいっぱい。
おいしそう…という心のつぶやきが聞こえちゃったのか、
「食べていいよ」って、いっていただきました。


お言葉に甘えて、生きのいいところを一匹パクリ。
プリッとして甘くって、でもなんというか、さわやかで。

とにかく上品な味わいでした。


そんなおこぼれをいただこうと、
気づけば船のまわりには、カモメたちが集まっていました。





帆先にならぶ3羽のカモメが、
なんだかわが家の腹ぺこ3姉弟みたいでたまらなくかわいかったな(笑)


うたせ船漁、これからはアシアカエビの最盛期を迎えるそうです。

アシアカエビといえば、この一帯のお正月には欠かせない、
「吊るしエビ」に用いられるもの。

お雑煮や煮もののお出しとして使われるんですって。
想像するだけでもおいしいのがわかります。

一度作ってみたい&食べてみたいなぁ。



ちなみに。

うたせ船漁で捕れた魚介をおいしく味わうお店にもお邪魔しました。


佐敷駅前にある「味富家(みとや)」さん。


「芦北の魚介をおいしく味わうならこの店!」と、
地元の人に教えていただき、お邪魔したお店です。


一番印象的だったのは、白エビのエビせんべい!



お話を聞きながら、作るところをこっそり拝見していたのですが、
いやぁ…手間ひま、すごいです。

だって、プレス機でペタン!とかじゃないんだもの。

殻ごとカラッと揚げたこの食感、風味は、
ビールのつまみにうってつけ!
次は、列車か泊まりだな…。と思うおいしさでした。


こちらでは、その日水揚げされた魚介を
「煮る、揚げる、焼く」のいずれかお好みのスタイルで味わう
昼定食が人気だそうです。




なかなかできない、うたせ船漁を目の当たりにし、
おいしい海の幸にも出会えた一日。


他にもすばらしい出会いが満載だった芦北町の特集。
よろしければ、こちらもご覧ください(o_ _)o

   ↓

http://www.ar.kumanichi.com/2015/10/14660