
今年も段ボールいっぱいに
おひさまいろの果物が届きました。
叔父が趣味で育てている果物なので
見てくれは決してよくはないけれど、
ごつごつとした形と自然の甘酸っぱさが、
とにかくうれしい、わが家の風物詩。
11人姉弟の末っ子だったこの叔父は、
なんだかしばられないひとで。
他のおじおばたちからいつまでも
末っ子扱いされるのですが、
誰よりもこどもの心に近い、
まっすぐさとやさしい気持ちを持ったひと。
父が亡くなり数年経ったある年から、
1月になると必ずこうして
「〇〇のおじいちゃんから」と言葉を添えて
果物やお年玉、お菓子などを
贈ってくれるようになりました。
堅苦しいのはあまり好まず、
「おじいちゃんが孫におくるのはあたりまえやから、
なんもお礼せんでいい!
そんなことするなら、もう贈らんよ!」
と、言ってくれるようなご夫妻で。
わたしの岐路には、キレイゴトだけじゃなく、
厳しいこともちゃんと言ってくれるひとたちで。
そもそも親戚づきあいの多い家なのですが、
こんな風におじやおばがよくしてくれるのは、
耳が遠くてガンコな祖父と、
ちょっとイケズな姑だった祖母の
すぐそばに移り住み、
そして認知症が手に負えなくなるまで同居し、
最後まで看取った、という
私の父や母への感謝の気持ちも
手伝っているのだと思います。
実家には毎年、盆正月になると
30人40人と親戚が集まってくれていましたが
祖父母が亡くなり、
いとこたちがそれぞれの家庭を持ってからは
それもめっきり少なくなって。
このおじおばとは、私がこどもを産んでから
一度も会えていません。
だけど、今年はできれば親子揃って足を運び、
お礼を言いに行きたいと。
おひさまいろのミカンを頬張りながら
ふと、思う早朝です。