
竹工芸職人さん。
1本に見えるけど、実はこれ、2枚の竹を重ね合わせたもの。
それを編んでできたのがこのザルで。

どう見ても、2枚合わせの竹を編んでいるようには見えません。
生まれるこの曲線、この妙な凹凸のないなだらかな編み目は、
籐ではなく竹だからこそ生みだせるのだとか。

“波編み”で編まれた竹バッグ。

美しい文様もさることながら、使う人の手に馴染む優しい風合いが感じられます。
そこには熟練の技があり、

(この道20年の職人さんでしたが、今でもいろいろな所に足を運び、その技を研鑽しているそうです)
人の営みと時間が生み出した、極上の素材があり、

(↑ 茶色の部分、「すす竹」と呼ばれるものだそうです。
100年以上もの間、藁葺き屋根を支え、人の暮らしのなかで燻されて色づいた竹は、
今、なかなか手に入れるのも難しくなりつつあるそう。
すす色が薄い部分は竹を組む際の継ぎ目…というのでしょうか。
要は、その部分で固定されていたために、すすがあまりついていないということで、人工的に作られる近代のすす竹ではなく、本来の「すす竹」である証でもあるとか)
手に馴染む道具がある。

(↑ これで竹をすき、細い紐状に。さらに、一本一本、やすりで滑らかにするらしい)
伝統工芸…魅せられるはずですね。