そしてH女史は何をお気に召しての事か理解しかねるのだが、何かまとまった物を書いて欲しい!と度々仰る。
エッ!まとまった物って?そんな物は勿論無い!普通ないでしょ?何年にも渡って日記を書いているとかならまだしも、あいにく私はズボラ人間で毎日コツコツが最も苦手である💦
そのような私の弱点をご存知無い女史は折に触れ再三ご要望されるので次第に私は追い詰められて来た。
あの方は立派な企業のお偉いさんだし、
お偉いさんは物好きが多いというのは確からしい。だからゆえ厄介である。
この上は致し方ない。困り果てた末に手元にあった店の業務マニュアルを渡す事を思いついた。
それは20年来の営業内に於いて在籍スタッフ達に伝えたい業務のあれこれや接客業に携わる者としての心得や店のクオリティを保つ為の姿勢等を雑然と書き記したものであり、部外者を念頭に置いたものでは無い。
当然ながら第三者が目を通して楽しめるような代物では無い。誰が好き好んで読むだろう。先ず無い。そう思いつつ承知の上で貸し出す事にした。間もなく辟易して返却して来るに違いない。📚😱
思っていたものとは違う!まさかこんな物を渡されるとは思わなかった!まとまった物とは言ったがこんな物とは...
どうやら意図を理解していなかったようだ...とガッカリする事だろう。
それで良い。
そもそも無理難題であり食品製造業の私に、粉をペッタンコ.ペッタンコと練っているだけのこの私に、求め過ぎですよ!
そもそも...
そんな私の想いが女史の気分を害す事無く上手く伝わると助かるなぁーと思っての事だった。しかし...
そのような願いも虚しく、暫くして返って来た反応はといえば、「もう、素晴らしくて感動しました!何度も何度も読み返しました!宝です!心に刺さりました!
読ませて頂いた事によって更に別の
何か貴女の書いたものをもっと読みたくなりました。
どんな題材でも構いません、どうか是非是非書いて下さい!読ませて下さい!」
オーッ、何という大誤算‼︎😱
「業務マニュアルなんか渡して何なの⁈
面白くも無い!」と呆れ果てて突き返されるとばかり思っていたというのに、あんな物の何処が何が面白かったのだろう?
全く理解しかねる。信じ難い。私自身が書いた物でありながらパラパラとでも見る気にすらならないというのに...
余りの事にアッチャーという気分である。まるで予想もしなかった展開となり再び私は心底、追い詰められる事になった。💦
「あのー、あのですね!ご存知の通り私は物書きではありません!女史が私に何を求められているのか分かりませんが、
私にはそのような力量は無く、知識も見識も無く、
書け!書け!と仰られても私のかける物といえば....
1、頭を掻く
2、背中を掻く
3、義理を欠く→結果
4、恥をかく
位のものです。どうかご了承下さい‼︎」🙏
こんな風に苦し紛れに発した言い訳さえも
「面白いです!やっぱり是非是非書いて
下さいね!楽しみに待っていますよ!」と
相成った、成ってしまったという次第で...
そもそも私の何が!何処が!面白いのかが
皆目、全然、ちっとも、一向に、とんと、
何がなんでも、分からんのですよ‼︎![]()