先ずは荷物を納めつつ明日に備えて
通貨の計算をば...
するとどうでしょう!何と何と
ドライバーに渡したチップは日本円に
換算すると9円なのでした。
えーっ!
あれまあ!USドルにして25セント
位のチップを渡したつもり
だったのに何という事でしょう!
はて、この計算は果たして合って
いるのだろうか?
何だかとても自信が無くなってしまい
セクレタリーに電話して来て貰い
ました。
改めてお初に見るドイツの通貨。
しかも両替したばかり。タクシー代と
して払ったばかり。
テーブルに現金と両替用紙を全て広げ
電卓の出番です。
2度の再計算を終え
「えーっ!確かに渡したチップは
9円だったんだね⁈
うわーっ、可哀想‼︎
あの運ちゃん絶対に妻子持ちだよ!
今頃、奥さんにめっちゃ
怒られてるよ!
殴られてるかも知れない!」
セクレタリーが言うまでも無く降りる
時のあの顔、あのゼスチャー、
明らかに不満の表現だったと
今やっと分かりました。
だからダンケシェン!
と言わなかったんだ!
確かにあんな大きな図体をした
ドイツ男が9円ばかりのチップを
貰ってもダンケシェン!とは
言えないであろう。
何だ!それならそうとあの時ちゃんと
言ってくれたら良かったのに!
別にケチった訳じゃないし記念すべき
初のドイツ通貨を気持ち良く
しかも気前良く払ったつもり
だったのに...
それとも、そう言ったのかなぁ?
「9円ぽっちでどういうつもり⁈
荷物はトランクに入れてあげたし
運転中も何かと気遣ってリップ
サービスしたのに舐めてるのか!
全く非常識にも程がある!
家に帰って奥さんに何て
言えばいいんだ‼︎」とか
何とか言われたのだろうか?
こっちにしても車中の雑音みたいな
ドイツ語が煩わしくてチップを
渡した時もヤレヤレと解放された
気分が先行し彼の不満を感じ取る
事が出来なかった。
「でも、あれだよね、今後もこの辺を
縄張りとしてタクシードライバーを
続けるつもりならば日本語くらい学ん
で物を知らないジャパニーズにも
臆せずビジネスとしてはっきり主張
出来るようにならねば駄目だぞ‼︎
と思わない⁈」
(私の主張、勝手な主張)
それにしても今頃、自宅の裏庭で
泣いているかもしれません。
あー、可哀想な
事をしちゃったなぁ〜。
〈美しい建物が至る所に存在しています
我々が滞在するホテルもそのひとつ〉





