何だか狡猾にも感じられた

ぼったくり風ドイツ人で思い出した

事がある。




大分前の事だが

スーパーマーケット内の

肉屋での事。




私の前に居たご婦人が店員に

「人に差し上げたいので値札シールを

付けないで欲しい!」と注文。




受けたスタッフは若い男性で社員か

アルバイトか分からない感じの

印象であり、その受け答えも

あーハイ。

とは言ったものの

分かったんだか、分からないんだか

というあやふやさが伝わって来た。





彼は肉を測り、袋に入れてから

上部にしっかりと値札シールを

貼り付け、ご婦人に差し出した。




近くで見ていた私は当然

あーやっぱり!

ちっとも分かってはいなかったんだ

と思った。




ご婦人は一瞬、躊躇しながらも

なす術が無いかのように

商品の真上にバッチリと貼られた

その値札を見ながら肉の

袋を仕方なく受け取った。




事前に頼んだのに

彼はハイ!と言ったのに伝わら

なかった事はあまりにも残念

だったに違いない。

それがはっきり見てとれた。




それだけの話。

次の待ち客が私でなければそれで

終わった話だった。




でも私だった為

お節介な私だった為にこの話が

そこでは終わらなかった。




「この方がどういうお願いを

したのか分かりました?」



キョトンとしている彼。



「人に差し上げるから値札シールを

付けないで欲しいと仰ったんですよ!

だからその肉の袋には値札を

付けず別の袋に値札シールを貼って

差し上げれは良いという事。




代金を払う為にレジを通す値札が

必要なだけ。分かりますか⁈




人に差し上げるのに金額の分かる

シールが貼ってあったら、しかも

バッチリ真ん中に...




カッコ悪いし、受け取る方だって

かなり驚き、その配慮の無さに戸惑う

でしょ⁈」




その説明でやっと理解したかに見え

彼はご婦人から肉を受け取り

改めて包み直す事になった。





ガサガサと入れ直す。

そんな風だから手際も悪い、

実に悪い!

ちっとは急げよ...と言いたくなる。




そのモタモタ振りは手伝ってやりたく

なる程だった。




ご婦人は私に向かい

「有り難うございます!

どうしようかと...この足で行く

つもりだったんですが一度家に

戻って包み直してからにするしか

無いと思っていました。

ご親切に本当に有り難う

ございます!

時間を取らせてしまい本当に

すみません!」

そう仰って...




その方と暫く話をした後やっと

包み終えた彼が

「お待たせしました」と商品を

差し出したがそれ以上の言葉は

無かった。




ギフトとのご用向きだけあり

かなりの金額だったのに...




自分の不手際によってお客様の

要望に的確な対応が出来なかった事を

謝罪するでも無く



そのやり取りに関わった私に

何を言うでも無く

次の客人である私の注文を普通に

受けた。



その後、何人も並んでしまった事に

対してひと声かけるような配慮も無く

全てがまるで何事も無かったかの

如くだった。




まあ経験不足という事で諦めるべき

事柄なのだろう!とは思う。




対応力によって良い買い物が

出来るか否かは分かれ道にもなり

得るものだとつくづく思わされる

出来事だった。




ぼったくり風のドイツ人!

経験不足には入らない年配者であり

ながら、大きな取り引きに

なり得るかも知れなかった機会を

あのような対応で白紙にする。




君の対応力にはかなりの問題を

含んでいると私は思う‼︎



口うるさいジャパニーズは

そう思う‼︎