アルハンブラ宮殿はイスラム勢力の

最後の砦。

繊細で手の込んだ装飾が施された

建造物はイスラム建築の最高峰と

称されながらも歴史をひも解くと

イスラム王朝の繁栄だけで無く

滅びゆく者達の儚さが感じられます。




   

   〈アルハンブラ宮殿〉





グラナダ全体が

イスラム文化とキリスト教文化とが

融合して生まれたからこそ

エキゾチックな雰囲気を漂わせて

いるのだと言う説に

成る程‼︎...と感じ入りました。





   〈確かにエキゾチック〉


  〈雅な世界観でもあります〉





沢山の宮殿や庭園で構成され

各々が異なる特徴を持ち

見どころが満載です。




ひとつの部屋から次の部屋に

行く為には必ず何度か直角に曲がら

なければならず

この建物は外来者に対して

方向感覚を失わせる効果を狙っての

設計であり、

更なる手として暗い部屋の先は

明るい部屋になり

一段上がるとその次は一段下がる....

気の抜けない仕掛けの数々です。





〈無照明の部屋から次の間に移ると

日差しが強く照り付け、目が眩みます

ここで気を許す事なく慎重に...〉




こんな風に二重、三重もの

仕掛けによって外敵を惑わす策を施し

尽きる事の無い巧妙な手口が

絶え間無く続くなど

何処もかしこも怪しげです。





〈そして宮殿で寛ぐ不届き者が...

     中々油断なりませんぞ!〉





よくもまあ、これ程までに

欺く為の策を考え出したものだと

感心しきりです。

アルハンブラ宮殿の全てが正に

騙し絵のようで油断ならない

館なのでした。




   〈獅子のパティオ〉



   〈彼も不審者では?〉




カルロス5世宮殿。

外側が正方形、内側が円形の

幅62m、高さ17mある二重構造

幾何学的に美しい巨大な円形の

パティオ(中庭)は見応えがあります。







騙す為に贅を尽くしたような建物と

いうだけでは無く

更に、ふんだんに使われる水の

存在がありました。

宮殿内のあらゆる水は

シネラネバタ山脈の雪解け水を引き

噴水や水盤など各所で贅沢に

使われています。





〈わあー!勿体無い!

   水量を制限すべきでは⁈〉




  〈ヘネラリフェ離宮の噴水〉





   〈リンダハラの噴水〉



〈アセキアの中庭にある噴水は

  全長49mあり糸杉がそびえ立つ〉




限りある資源を大切に‼︎...等という

現代社会が来る事など

想像もしなかった豊かな自然に

恵まれていた時代だからこその

背景である事が分かります。










〈町全体で使う水をコントロール

         している給水塔〉