お食事付きの芸術鑑賞が私にとって

いかに不向きであるか、

ホテルのディナーショーといい

歌舞伎といい。









そして本場スペインのフラメンコで

すら周囲の観客のように

心から酔いしれる事が出来ません

でした。

長い歴史に裏付けされた

ジプシーの魂が揺さぶられるような

情熱的なフラメンコ。





踊り子の大半が熟女であるだけに

鋭い眼差しは苦悩や怒り、祈り、

そして恨みまでも表現する様に

引きずり込まれる程、迫力が

あります。







若さやステップの速さ、技術だけでは

無く人生経験や感情表現が重視され

第一線で活躍するダンサーは

30〜60歳代が舞台を支えている

との事です。





足をタブラに叩き付け

ドレスの裾をひる返しカスタネットを

鳴らす踊り子達に拍手喝采する人々。






指笛や、オーレ!等のパレオ。

拍手をパルマと言い

熱狂的な観客の反応が演者の

モチベーションを高める事により

ダンスを盛り上げる重要な要素と

なって会場が一体となる。







そういった観客の高揚こそ

ダンサーと会場が互いに熱くなる

瞬間を作り出すとの事ですが、

直ぐ近くで芯から酔いしれる人々を

見るにつけ

私には備わっていない要素だと

確信しました。

悲しいかな、私は根っからの

「花より団子」民族である事を

つくづく思い知らされたのでした。





〈絶対に花より団子民族の私です〉