母に7人の従姉妹が居て2年毎に

従姉妹会なるものを恒例行事として

いました。

京都に4人、富山に2人、群馬1人

東京在住の母で総勢8名。





一泊旅行を率いるのは当番制で

今年は母の番という年に

私が駆り出されました。

勿論イヤイヤでした。

パシリに他ならないし

うるさ型のおばさん達の相手が

楽しい筈もなく...




「何処がいいかしらねー?」と

持ち掛けられても

母世代が喜びそうなものに

アドバイス出来る程の経験も無く

母にしても同様だったらしく

「色々考えるのも面倒だし

はとバスツアーで良いネ⁈」と

いう事で...






結局は浅草、皇居、明治神宮、

銀座4丁目の歌舞伎座コースに決定。

この頃、銀座は友達と良く通っていた

場所ではありましたが

まさか歌舞伎座に入る事があるとは

考えた事もありませんでした。





17〜18歳頃の私にとっては

正直、何処も興味は無く

叔母達の世話役も致し方なし...

兎に角、サッサと済ませて欲しいと

思うだけでした。







そんな心情だったので

歌舞伎に至っては最初から

ほぼ、眠りこけていたと思います。

演目の解説が流れて来る

ヘッドホンを装着した途端

爆睡状態でした。

記憶にあるのは昼食の

松花堂弁当だけ。







その松花堂弁当の美味しさったら

ありませんでした。

兎に角、美味しくてすっかり虜に

なりました。

その後は和風弁当にはまり

母の付き添いで松花堂弁当に

あり付くチャンスを狙うように

なりました。





狙い目は初夏のお中元シーズンと

12月、お歳暮の時期。

決まって日本橋の高島屋に行く事は

承知していたので

「私も行こうかなぁ〜

ちょっと見たい物もあるし...」等と

言いつつ同伴するのが自然です。

母が一人で行けば買い物だけで

帰宅するのかも知れませんが

娘が一緒ならそりゃあ、

「お昼でも食べて行く?」位の事は

言うでしょう!

いくらなんでも...

そこで、ご馳に預かる...という作戦。





又、10月末か11月にもなると

「祖師谷(祖師ヶ谷大蔵)の

呉服屋さんには行かないの?」と

声を掛ければ例えそのつもりが

無かったとしても

気持ちが浮き立つのは必須。

この時期に依頼すればお正月には

仕立てが間に合う、

多少注文が立て込んでいても...





確か以前、

そんな事を言っていた筈。



〈毎日家事に追われているのだし

たまには自分へのご褒美も

    必要だと思いますですよ!〉





「年に一度位は新調しても

いいんじゃない?

そんな高価な訪問着を買うつもりでも

無いんでしょう?

新年のご挨拶に行く程度の

気軽なもの位、問題ないし...

行くなら付き合うけど...」とか、

何とか言って。




そりゃあ帰りには勿論、

お昼でしょう!

松花堂弁当でしょう‼︎




〈値が張るものほど豪華になり

スペシャル美味しいという事を

       私は知っている😎〉



〈出来ればデザート付きで

        お願いします!〉

 「ハイ!私は策士です!笑〉