Hちゃんのお婆ちゃんは達者な人、

ふーん、そうなんだ!




達者とは、

学問や技芸などの道に熟達している、

物事に慣れ、巧みなさま

技量が優れている

抜け目のない、世慣れた、

悪賢い、

身体が丈夫な人etc...色々ある。




お婆ちゃんは女学校には行って

いないがローマ字が書ける事に

若干の誇りを持っていた。

そして物事を簡単に教えて貰おうと

するのは安易な発想だと言っていた。








又、着物を仕立てる事が出来たが

誰かに教えて貰った事は無い。

出来上がったものを解いてみれば

その成り立ちは分かる。

何事も解体する事によって

どのように作られたかの道筋が

分かるものだと常々、言っていた。






そういった持論の元に

人間、出来ない事など何も無い。

ヤル気があれば何でも出来る!と

いう発想が生まれ、

私はその精神論に

洗脳されたのだと思う。

「五体満足なんだから、

それだけで有り難い事なんだから」

とも度々言われた。

そんな祖母の教育により

結果、何でも出来る!と思い込み

人の手を借りずに己の力を信じて

止まず

「アタチがやる!チトリでやる!」と

いうような

母の手を焼かせる子供にもなった。





成るべくして成ったのだと思う。