子供達の引ったくりに遭った事は
いつまでも苦々しい記憶として
引きずりそうです。
でもあの時、強引な揉み合いになり
倒されなくて良かったです。
タイミング悪く骨折でもしたら...と
思うとそれこそ一大事。
旅行客で引ったくりにより怪我をして
どうにもならなくなる事例もある
そうです。
災難では済まされない事です。
〈海外旅行先で怪我!最悪です!〉
何だか言葉少なくなってしまった
セクレタリーは自分のコブシを
いつまでも摩っています。
きっと痛かったに違いありません。
でも殴った自分の拳の痛みよりも
子供を殴った事による
心の痛みに耐えているようにも見え
ました。
彼は本来、暴力的な人ではないし
身を守る為に出した拳だというのに
既に悔いているのかも知れません。
海外に来てその国のほんのひと握りの
人としか触れ合う事は無いけれど
ドイツではメッセでの交流によって
色々な人達に助けられ先に繋がる
人脈も出来ました。
仕事以外では香港のチャンさん、
居酒屋の酔っ払い大男にはとても
優しくして貰ったし、
イギリスでは蚤の市の
コーディネーター達や
トサカヘアーのボーイズ達、
そして心優しき両親。
マーケットで声を掛けてくれた
奥様方。
旅を格別なものにしてくれる
その国の人々。
イタリアではベッキオの皆んな、
そしてガリレオのCEO、工房の
職人さん達。
言うまでもないルイジとソフィア。
全く想定すらしていなかった
多くの人達との触れ合いは
思いがけない財産になったと
思います。
ついさっきの引ったくり未遂事件は
そういった大事な数々の出会いを
踏みにじられるような出来事でした。
〈残念過ぎる!〉


