「その辺からロバートデニーロが
出て来そうだよね⁈
黒いスーツとサングラス、
銃なんか持ってたら
俺もロバートデニーロに間違えられた
かも知れない!
失敗したなあ〜!
バッチリ決めてくれば良かった!」
「はあ〜⁈何をほざいちゃってるの!
黒いスーツもサングラスも全然
似合わない!
勘違いもはなはだしい!
第一黒いスーツもサングラスも
持って無いでしょ⁈
それどころか水鉄砲すら持って無い
でしょ!どうせ」
「えー⁈ ひでぇ‼︎」
どうやら同じ風景が見え隠れして
いたらしいです。
くすんだ色味の街並みがムービーな
感じを出しているからでしょう。
「やっぱ、違うよネェ〜!
日本の風景からは想像出来ない世界
だよネェ〜!」
そんな事を言いながら周囲を見渡せば
ミラノにも雑草があるのを発見!
街路樹の根元や石畳の隙間から
何本もの雑草が顔を出しています。
しかも日本でも見慣れた野草?
「世界共通の帰化植物だよ!
スベリヒユとメヒシバ。
この辺なら地中海性気候に適した
植物もかなりある筈なんだけどなぁ!
この辺は割と整備されているから
もっと奥まった石畳じゃない広場
なんかにはヨーロッパ特有の
帰化植物があるかも知れない」
出ました、物知り爺さん!
こんな話をしながら歩いているもの
だから歩調は遅く、
ルイジには興味が持てないらしく
先を歩いています。
そんな訳で我々はミラノの街並みの
何もかもが物珍しく新鮮です。
雑草さえ話題の一つとして
楽しめているというのに
ルイジは意外な速さで進んで
行きます。
そして右手に目をやると
可愛いショップを発見!
何のお店だろう?
あーちょっと覗いてみたい!
でも...
ルイジは丁度、角を曲がるところで
我々を気にして振り向き
どうやらこちらの歩調に合わせようと
している様子ではありますが
伝えられず....
角を曲がると直ぐの建物が
ソフィアの住むアパートでした。
ヘーッ! カッコいい‼︎
築120年のアパートをこんな風に
イメージ出来なかった。
因みに日本なら古民家だろうし...
平屋のひなびた家屋と畑が隣接した
田園風景。
同じ120年でも全く違う住居。
石造りの階段を登った先が
ソフィアさんの住まい。
ドアをグワン!と開けて
元気いっぱいのシニョリーナが
「ciao!」と顔を出しました。
〈うわー!柔らかい表情の美人!〉







