彼が口走る、なんの脈絡もない単語は

五目そばとか酔っぱらいetc...

そんな単語を披露する度に持て囃そう

ものなら付け上がるだけです。




そう言っているのに何と

「牛若丸を教えてやってよ!」と

セクレタリーが言い出し

「お願い!頼む、頼む‼︎」と

懇願するので仕方なく牛若丸を説明

します。





「ウ、シ?」

「NO‼︎ ウシはCOW!

そうじゃなくてウ.シ.ワ.カ.マ.ル」

何度かrepeat after me を続けると

取り出したメモ帳を見ながら何とか

「ウシワカマル」が言えるように

なりました。

勿論、辿々しくて、サラッと牛若丸と

言える訳ではありません。


すると「ヴゥオーノ?」と聞いて

来ました。



あちゃー!

牛若丸が食べ物では無い事を説明

しなければなりません。




彼の本名が源義経という武将で

幼少期に京都の鞍馬寺に預けられ...



うわおー!

説明を始めると思わぬ難題である事に

気付きました。

五条の橋まで辿り着ける自信が

ありません!




適当に単なる歴史上の有名人という

だけにしておけば良かった。

説明するのに自信が無いだけではなく

ルイジにやたらな事を教えるのは

危険なのです。

そう、危険極まり無い!




何処でどんな風に牛若丸を登場

させるか分からないし

どうやらセクレタリーは

牛若丸の高下駄の形状、更に

草履についてやミラノコレクションの

真っ赤なハイヒールについて

各々の因果関係までをも教えて欲しい

様子なのです。

そんなの無理!そんな語学力は無い!

無理だってばー‼︎






    〈冗談じゃないわ‼︎〉