教室には誰も居なかったが暫くすると
級友達が次々と登校して来た。
皆いつもより早く家を出たらしい事が
分かった。
皆が気にしているらしい事も
分かった。
しかし母の言った通りMちゃんの姿は
無くてMちゃんの机だけがポツンと
そこにあった。
先生もいつもより早く教室に来て
ホームルームを始めた。
「OMさんは転校する事になり
ました。事情があって
皆さんにお別れの挨拶は出来ませんが
これからもお互い元気で
頑張りましょう!」と言った時、
教室は一瞬ざわついた。
しかしそのままいつも通りに授業が
進められた。
まるで何事も無かったように...
休み時間に、しかるべき場所は
どこにあるのかを先生に聞くと
「しかるべき場所?何の話?」と
言うので、先生も知らないと
分かった。
授業が終わるのを今や遅しと待ち
終了ベルと共に私は家へと急いだ。
📚 辞書で「しかるべき場所」を
調べる為だった。
辞書には「適切な相応しい、目的や
状況に合っている場所」とあった。
だから、そこが何処なのか知りたいん
だってば‼︎と思った。
辞書って肝心な事が分からない💦
適切で相応しい場所って?
目的や状況に合っている場所って?
そこにMちゃんが居るんでしょう?
そこは何処なの⁈教えて!と思った。
一体 Mちゃんは何処に行っちゃったの
だろう?
どうしてウチに来ないんだろう?
何故電話して来ないんだろう?
きっと母に聞いても先生に聞いても
私が知りたい返答が返って来ない事は
何となく察しがついた。
